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高齢者と春のおやつを一緒に作ろう!おすすめレシピ紹介

高齢者と春のおやつを一緒に作ろう!おすすめレシピ紹介

介護や仕事の合間をぬって行う日々のお料理、調理することを楽しむことができていますか?時間に追われることが多く、なかなか難しいのではないでしょうか?時には食事はまごころ弁当のお弁当を頼み、空いた時間を利用して、高齢者さまと一緒に春のおやつ作りを楽しんでみませんか?

春特有の不調におすすめのおやつ

春はデトックス

冬の間、流行性疾患や寒さ、降雪、強風などで外出がままならない日々を過ごしてこられたのではないでしょうか?そんな私たちの体は代謝が落ち、少なからず老廃物が溜まっています。

『春苦み、夏は酢の物、秋辛味、冬は脂と合点して食え』とは、明治時代の食用研究家、石原左玄氏の名言で、季節にあった食べ物を食べることで体を健やかに保つための言葉です。

この中の「春苦み」とは、冬の間に溜まった脂肪分や老廃物を排せつする、つまりはデトックスするために、フキノトウをはじめとする、苦みのある山菜を食べるとよい、という意味です。実際、長い冬眠から覚めたばかりの熊は、先ずはフキノトウを食べようと探し歩くのだそうです。

また、太平洋側は特に、冬から続く乾燥した空気のせいで肌も乾燥しています。その上にPM2.5や花粉などの汚染物質の影響でアレルギーによる湿疹、肌荒れ、また花粉症などの疾患を起こしやすくなっています。春はデトックスをすると同時に、肌や呼吸器にうるおいを与える食材もとっておきたいですね。

桜の塩漬け

春になると日本中が楽しみにしているお花見、春になり、美しい青空に桜の上品なピンク色が冴えわたり、とてもうれしい気持ちになりますね。

桜の花や葉を使用したお菓子はたくさんありますが、中でも電子レンジで簡単に作ることができるのが、関西風の桜餅です。桜の葉や花の香り成分には、「クマリン」という抗酸化作用のあるポリフェノールが含まれており、血行促進、むくみ改善によるデトックス効果、抗菌作用や老化防止作用があるといわれています。

関西風桜餅
【材料】  8個分
道明寺粉     100g
紅麹パウダー   小さじ1/2
(または食用色素 少々)
砂糖       大さじ3
ぬるま湯     160cc
餡        150g
桜の葉の塩漬け  8枚

【作り方】
1、耐熱性のガラスボール、またはどんぶりなどにぬるま湯、紅麹パウダーを入れてざっとかき混ぜ、道明寺粉を振り入れて5分程度おいてふやかす。桜の葉は水につけて塩抜きし、キッチンペーパーに並べて水気をきっておく。
2、(1)にラップをして電子レンジ600Wで3分程度過熱し、いったん取り出して砂糖を加え、全体をかき混ぜてから再度ラップをして600Wで4分程度加熱する。
3、餡は8糖分し、丸めておく。
4、(2)の道明寺粉を再度かき混ぜ、人肌程度に冷めたら8等分して丸め、つぶして中心に(3)の餡を乗せてくるみ、(1)の桜の葉でくるむ。保存容器に入れ、30分程度密封しておいて香りをなじませる。

普段調理をすることがなくなった高齢者様、持病により手指の動きに少し不安が出てきた方、長時間座っていることが厳しい方にも、ラップを利用して餡を包むことで、あまり手を汚すことなく、ほんの数分で作っていただけますよ。

よもぎ

よもぎもまた、デトックス効果のある山菜として知られていますね。浄血、造血作用、体を温め、むくみ解消効果にも優れ、和製ハーブの女王とも呼ばれています。都心にも意外に多く生えていますが、同じ仲間のキク科の植物と見分けがつきにくいことがあります。

自ら採取する場合は、空気や土壌がきれいなところに生えているものを選んでください。葉の裏側が白いものがよもぎ、それ以外はよく似てはいても違う植物ですので、ご注意くださいね。

生のものが入手できない場合でも、大きなスーパーマーケットの製菓材料(和菓子材料)のコーナーで、粉末状にしたものが入手可能ですので、ご確認くださいね。

よもぎ蒸しパン
【材料】  直径6cmのマフィンカップ6個分
薄力粉        150g
ベーキングパウダー  7g
卵          1個
砂糖         大さじ2
水          120cc
よもぎ粉末      5g
サラダオイル     大さじ2

【作り方】
1、薄力粉とベーキングパウダーを合わせてふるい、よもぎ粉末を加え、泡だて器でよく混ぜる。よもぎの粒が残る場合は取り分けておく。
2、別のボールに卵、砂糖、水を入れよく溶きまぜる。(1)で取り分けたよもぎの粒を加え、つぶすようにしながらほぐしておく。
3、(2)に(1)を入れて軽く混ぜたらサラダオイルを加え、粉っぽさがなくなるまで手早く混ぜる。
4、マフィンカップに流しいれ、蒸気の上がった蒸し器で約15分蒸す。
※薄力粉、ベーキングパウダー、砂糖の分量をホットケーキミックスにて代用することができます。

冬から続く乾燥にも注意が必要

ゼラチン

冬から続く乾燥した空気は、肌荒れを招くだけではなく、その部分にアレルゲンとなる物質が付着して湿疹やかゆみを引き起こすことがあります。コラーゲンを多く含む食材を取ることで、肌のうるおいを保つことも大切ですね。

日本で販売されているゼラチンは、ほとんどが豚の皮や骨から抽出されたものです。吸収をよくするためには、ビタミンCを含む食品を合わせて取ることが有効で、フルーツのゼリーはまさに理にかなっていますね。

オレンジゼリー
冬から初夏にかけて、さまざまな柑橘類が旬を迎えますね。中医薬膳学では、その中でも冬に旬を迎えるきんかんや温州ミカンは体を温め、春から旬を迎える八朔やオレンジなど、少しサイズが大きい柑橘類は体を冷やす効果があるとされています。
その時々、お住まいの地方の気温や売られている柑橘を選び、作ってみてくださいね。

【材料】  150ccのプリンカップ4個分
オレンジ  2個
粉ゼラチン 3g
水     大さじ2
砂糖    適宜
水     適宜

【作り方】
1、電子レンジに入れられる小さな器に水大さじ2を入れ、粉ゼラチンを振り入れる。
2、オレンジ1個は果汁を搾り、残り1個は皮をむき、果肉を取り出しておく。
3、オレンジの果汁の量を計り、180ccになるように、不足分は水を足す。少し甘い程度に砂糖を加え溶かして味を調える。(柑橘系のゼリーは、固まると液体の時よりも酸味や苦みが強くでる傾向があります。高齢者様の中には、酸味を苦手と感じる方がいらっしゃいます。糖分摂取に問題がなければ、ちょっと甘みが強いと感じる程度にしておくと、仕上がったときにおいしく召し上がられます。)
4、(1)のゼラチンがふやけたら電子レンジ600Wに10秒程度ずつ、数回かけて完全に溶かす。
5、(3)のオレンジ液を人肌程度に温め、(4)のゼラチン液を流しいれ、よく混ぜる。
6、プリンカップに(2)の果肉を入れ、(5)のゼリー液を流しいれてラップなどでふんわりと覆い、冷蔵庫で冷やし固める。

体力・抵抗力を上げたいときに

長芋

滋養強壮効果が強く、漢方では山薬という名で重宝され、日本でも「山の鰻」として、その効果が古来より認められていました。山芋にはさまざまな調理法があり、生のままでも、煮ても焼いても揚げても、おいしく食べられますね。ねばねば成分のムチンは胃壁をはじめとする粘膜の保護に一役かってくれます。

また、生や加熱後冷やした長芋には、レジスタントスターチというでんぷん質が多く含まれています。これは小腸で消化・吸収されにくいでんぷんで、血糖値の上昇を抑えます。さらに、大腸まで届き、便秘の解消、腸内環境の改善、また、腸内の善玉菌を増やし、大腸がんの予防、コレステロールの上昇の予防にも効果かあるということです。

かるかん
このようにさまざまな薬効がある長芋は、鹿児島の銘菓かるかんの原料でもあります。
ふわふわとしておいしいかるかん、手作りしてみませんか?

【材料】  直径6cmのマフィンカップ8個分
長芋・正味  100g
砂糖     100g
水      大さじ4~
米粉     100g

【作り方】
1、長芋は皮をむき、必要に応じて酢水(分量外)にさらす。この時点で100g用意する。
2、(1)の長芋をすり鉢またはおろし金で、あまり力を入れずにふんわりとすりおろす。
3、(2)に砂糖を加え、こしが切れないようにすりこぎで混ぜる。
4、さらに水を一度に加えまぜ、なめらかになったら米粉を加えてダマが残らないように混ぜる。
5、マフィンカップに均等に流しいれ、蒸気のあがった蒸し器で中心まで火が通るように、(約15分)蒸す。お好みで餡を丸めたものを中心に入れておいてもよいですね。

にんじん

にんじんには、粘膜を保護する働きがあるビタミンA(カロテン)が豊富にふくまれています。カロテンの語源がキャロット(にんじん)というところからも、よくわかりますね。
花粉やさまざまなウイルスから体を守るためにも、扁桃腺や目、鼻の粘膜は健康に保ちたいものです。

また、ビタミンAには加齢とともにおちていく抗酸化作用が多いことも知られています。
粘膜を保護し、活性酸素を除去できるとなればしっかりと取っておきたいですね。

ただし、ビタミンAは過剰に摂取すると体内に蓄積され、頭痛やめまい、倦怠感、脱毛などを引き起こすほか、妊婦が過剰摂取すると胎児の発育に悪影響を及ぼすことがあります。

通常の食生活では取りすぎの心配も少ないのですが、サプリメントを摂取されている方はご注意くださいね。

にんじんのケーキ
にんじんのケーキ
にんじんに豊富に含まれるビタミンAは脂溶性のビタミンです。油脂類と併せて取ることで吸収力を高めることができます。今回はサラダオイルを合わせて、吸収率を上げられるように仕上げました。

【材料】  直径6cmのマフィンカップ6個分
にんじん       100g
薄力粉        100g
アーモンドパウダー  30g
ベーキングパウダー  小さじ1/2
重曹         小さじ1/4
シナモン・ナツメグ  各適宜
卵          1個
卵黄         1個
砂糖         40g
サラダオイル     60g

【作り方】
1、にんじんはすりおろしておく。
2、薄力粉、アーモンドパウダー、ベーキングパウダー、重曹、シナモン、ナツメグは合わせてふるう。
3、卵、卵黄、砂糖、サラダオイル、(1)のすりおろしにんじんを加え、よく混ぜる。
4、(3)のボールに(2)の粉類を入れ、粉気がなくなるまで混ぜる。
5、マフィンカップに流しいれ、180℃のオーブンで約20分、中央まで火が通るまで焼く。
※ホットケーキミックスを利用する場合は、薄力粉、ベーキングパウダー、の分量を置き換える。重曹は香りづけの役割もあるので、ひとつまみ程度加えてください。

栄養バランスを整えるために

今回は、体に良い効果がある野菜を利用したおやつメニューを中心にご紹介していますが、大切なのはこれらを食事の代わりにしてしまわないことです。私たちの体は、たんぱく質や炭水化物、さまざまなミネラル類など、多くの栄養素が複雑に助け合って健康を維持しています。

今回ご紹介したレシピはおやつや食後の一皿として利用し、栄養バランスが取れるようなおかずを召し上がってくださいね。
とはいえ、栄養バランスが整った食事を毎回用意するのはなかなか大変なことです。食事の支度が負担になるときは、無理をせずにまごころ弁当のお弁当を利用してみませんか?

まごころ弁当のお弁当は、栄養学のプロである管理栄養士が、食べる方のことを想って作ったお弁当です。普通食はもとより、持病による食事制限が必要な方にも手に取っていただきやすいカロリー調整食、たんぱく調整食、
また、咀嚼や嚥下に不安がある方におすすめの、きざみ食ややわらか食、ムース食と、種類も充実しています。今なら無料試食キャンペーンを実施中です。この機会にぜひお試しくださいね。

しっかりと栄養を取るということは免疫力を上げることにもつながります。このことに関しては、健康長寿ネット様のサイトにも掲載されています。ご参照ください。
https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/koureisha-shokuji/menekiryokuotakamerushokuji.html

おやつが作れないときにはせんべいや果物を

手作りをしなくても、スーパーマーケットにいくと様々なお菓子が販売されていますね。咀嚼・嚥下に不安がないかたの場合は、しっかりと噛めるせんべいやするめなど、固めのものがおすすめです。これらは噛む力を衰えさせないとともに、唾液の分泌を促し、虫歯や歯周病の予防にもなります。

また、農林水産省では、健康な食生活を送るうえで取っておきたい果物の摂取量は、一日200gと提唱しています。私たちが手にしやすい果物200gとは、下記の程度の量になります。

果物名 数量
温州ミカン 2個
なし 1個
もも 2個
りんご 1個
バナナ 2本
キウイフルーツ 2個

https://www.maff.go.jp/kyusyu/seiryuu/yasaikudamono/pdf/200gundo_1.pdf

咀嚼や嚥下に不安がある場合は、フルーツやヨーグルトをミキサーにかけ、スムージーにして、必要に応じて市販のとろみ材でとろみをつけて召し上がるとよいですね。

春のおやつについてのまとめ

春の温かい日差しが楽しめるようになると、それだけでわくわくしてきますね。時にはテーブルを窓際に移し、日差しのぬくもりを感じながら、食事やおやつを楽しんでみませんか?
少し環境を変えるだけでも、新鮮な気持ちで時をすごすことができると思います。

また、調理をするということは脳の活性化にもつながるといいます。時には高齢者様とゆっくりと語らいながら、温かい春の昼下がりにおやつ作りを楽しんでみませんか?

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