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美肌には秋のケアが重要!紫外線対策や摂りたい栄養

作成日:2020年10月6日

美肌には秋のケアが重要!紫外線対策や摂りたい栄養

夏の間の紫外線が強い時期に、一生懸命紫外線対策をしていても、ふとしたときに肌がダメージを受けてしまっていることがあります。夏の間にダメージを受けた肌をそのままにしておくと、乾燥しがちな冬にさまざまな皮膚トラブルを起こす可能性があります。今回は、実は重要である秋の肌ケアと摂取したい栄養について具体的に説明していきます。

1. 紫外線について

紫外線とは

紫外線とは、太陽から出て地球へ到達する光のことで、眼には見えませんが地上に到達するのはUV-A波とUV-B波の2種類です。

UV-A波は、弱い光線ではありますが、太陽から届く紫外線の約9割を占めており、ガラスや雲などでは遮ることができないため、気付かないうちに肌にダメージを蓄積させてしまいます。波長が長く、肌の奥の真皮にまで光線が到達するため、真皮にダメージをうけて肌のハリや弾力を失わせて肌の老化の原因となります。

UV-B波は、地上へ届く量は少ないですが、強い光線であるため肌への影響が大きく、短時間でも浴びると肌へ炎症が起きてしまったり(サンバーン)、日光を浴びて数日後に肌が黒く焼けて色素沈着を起こしてしまったり(サンタン)します。UV-B波は波長が短い分、強く肌に作用してしまうため、一般的に日焼けをして肌が黒くなってしまうのはUV-B波が原因とされています。

紫外線は、A波B波ともに7月から8月にかけてが量のピークですが、1年中地上へと届いています。特に近年は、地球温暖化によってオゾン層の破壊が問題となっていますが、この破壊されたオゾン層によって、さらに強く紫外線が地上に降り注いでいると言われており、日中の紫外線対策がとても重要とされています。

また、紫外線が強いとされる時間帯は、午前10時から午後2時ごろされていますが、朝方や夕方でも太陽が出ている限りは、紫外線は地上に届き続けています。特にUV-A波は、時間帯関係なく地上に届いているため朝方や夕方でも油断せずに紫外線対策が必要です。

このように、紫外線はきれいなお肌には大敵で、夏はとくにその紫外線から深刻なダメージを受けやすいとされています。そのため、秋にはそのダメージを受けた肌をしっかりとケアすることが非常に大切です。

2. 夏の間に受けたダメージのケア

夏の間に受けたダメージをケアする

夏の間に受けたダメージは秋に表面に出やすいとされています。それは、肌のターンオーバー(肌が新しく生まれ変わる周期のこと)の周期が約28日とされており、ダメージを受けた皮膚の細胞が皮膚の表面に出るまで約1か月の時間がかかるためです。そのため、気付いた時には、肌がボロボロになっていたということもあり得ます。

夏に受けた紫外線ダメージによって、肌はバリア機能が低下してしまい敏感な状態となっています。そこに、徐々に冷たくなる空気や乾燥は、さらに肌への悪影響を招き、肌荒れやシミ、くすみなどの問題が生じてしまいます。夏の間からの紫外線対策を継続したうえで、紫外線によるダメージをケアする効果のあるビタミンCやトラネキサム酸などの成分が入ったスキンケア商品を使用してケアをしていくようにしましょう。

3. 具体的なスキンケアの方法

具体的なスキンケアの方法

① UV対策はしっかりと行う

日焼けをしてしまってから、スキンケアをしっかりとするのでは、手遅れであることが多いです。そのため、スキンケアの最重要ポイントはUV対策をまずはしっかりと行うことです。

日焼け止めの効果は、SPFとPAで表示されています。SPFは主にUV-B波を防ぐ指標で、PAはUV-A波を防ぐ指標となっています。生活シーンによって日焼け止めは使い分ける必要があります。例えば、買い物や散歩などの日常生活においての日焼け対策で言えば、SPFは20程度、PAは+程度の日焼け止めでも十分に効果があると言われています。しかし、炎天下での運動など、紫外線の影響を強く受ける活動をするときには、もっと効果の高い日焼け止めを使用する必要があります。

また、化粧品の中には、化粧下地などにUV対策成分が入っているものもありますが、できればそれとは別に日焼け止めをしっかりと塗るほうがよいでしょう。
日焼け止めだけではなく、日傘や帽子、日よけの服、サングラスなど物理的にも紫外線をカットするように心がけましょう。

② 肌をこすらない

日焼け止めを塗った肌は、しっかりと汚れを落としたくなって、洗顔をするときなどにごしごしと顔をこすってしまうことがあるかもしれません。また、洗顔後の保湿ケアなどのときにも、少しでも浸透させたくてつい何度も顔を擦ってしまうことがあるのではないでしょうか。

しかし、肌にとって摩擦は大変大きな負担になります。肌の摩擦は、シミやしわ、たるみや毛穴トラブルの原因となるとされています。肌をこすることによって、物理的な刺激が加わり肌のメラノサイト(色素細胞)を活性化してメラニンが生成されしみとシミとして色素沈着してしまいます。同様に肌をこすることによってより毛穴は広がりますし、肌の奥が傷ついてしわやたるみの原因となってしまいます。

そのため、洗顔をするときや基礎化粧品をつけるときには、原則肌をこすらないということが非常に大切になります。お化粧を落として肌をきれいにするための洗顔で、逆に肌を傷つけてしまってはいけません。クレンジングや洗顔は、たっぷりの量を使って、ごしごしとこするのではなく肌に押し付けるようにして洗いましょう。特に、洗顔は先に手のひらの上で泡立てたり、もともと泡状のものを使用して、泡を顔に押し当てて洗うようにしましょう。

そして、すすぐときにもごしごしと泡を落とすのではなく、そっとお湯を押し当てるように流していきましょう。お湯の温度が熱すぎると肌への刺激となるのでぬるま湯でゆっくりと落としていくようにしましょう。

洗顔が終わった後も、水気をふき取るときには、柔らかいタオルを優しく押し当てて拭きましょう。その後、保湿のためにスキンケアをすると思いますが、その際もコットンでごしごしと塗りつけるのではなく、手のひらに伸ばした後に優しく顔に押し当てて浸透させましょう。
このように、つい肌をこすってしまいがちですが、肌に摩擦を与えることによって、さまざまな悪影響があるとされているので、極力摩擦を与えないように注意をするようにしましょう。

③ スキンケアアイテムを工夫する

秋のスキンケアには、スキンケアアイテムの中に、美白効果があるものを取り入れるようにしましょう。メラニンが生成されるのを抑制する作用があるビタミンC誘導体や、ハイドロキノン、シミ予防に効果的とされているアルブチンやトラネキサム酸、レチノイン酸などの成分が含まれるものを選択するとよいでしょう。

1) ビタミンC誘導体

ビタミンCは、メラニンの生成を抑えつつ、新陳代謝を上げてメラニンを排出させる美白作用があります。他にも、皮脂分泌抑制作用やコラーゲン精製作用があるため、毛穴を小さくする作用があるとされています。

一口にビタミンCと言ってもさまざまな種類があります。ビタミンCには水溶性のものと脂溶性のものがあります。また、ビタミンCとビタミンC誘導体では安定性に違いがあります。ビタミンCは不安定で、光や熱、酸素などによってその効果が失われてしまったり、肌への吸収がよくなかったりします。

その欠点を補うのが、ビタミンC誘導体という成分で、安定性や持続性を高めてその効果を最大限に発揮されるようになっています。そのため、化粧品などに含まれているのは、ほとんどがビタミンC誘導体です。

水溶性ビタミンC誘導体は、即効性があり短期間で皮膚に吸収されるという特徴がありますが、皮脂分泌抑制作用が強いため乾燥肌の人が使用する際には注意が必要です。成分表には、アスコルビン酸と書いてあることが多いです。脂溶性ビタミンC誘導体は、即効性はないものの皮脂膜や角質層へのしみこみが高く、劣化しにくいのが特徴です。ビタミンC誘導体にもさまざまな種類があるので、自分にあった成分を見つけることが大切です。

2) ハイドロキノン

ハイドロキノンには、紫外線が色素細胞にあたったときにメラニンを生成するために出される酵素を抑制する働きがあり、シミをつくる根本を抑えてくれるとされています。また、酸化したメラニンを還元して色を薄くする作用があります。ハイドロキノンはトレチノインという肌のターンオーバーを促進する作用がある成分と一緒に使うことによってより効果が高くなると言われています。

3) アルブチン

アルブチンはハイドロキノンと同様にシミをつくる根本を予防してくれる成分です。似たような構造をしていますが、アルブチンの方が予防、ハイドロキノンは予防と改善の効果があると言えます。

4) トラネキサム酸

トラネキサム酸は、メラニンが発生する要因の一つで、炎症を引き起こす酵素と考えられているプラスミンの働きをブロックすることでメラニンの発生を抑制してくれると言われています。こちらもシミをつくる根本を予防してくれる効果があります。

5) レチノイン酸

レチノイン酸はビタミンAの一種で、レチノールやレチノイドと表記されていることもあります。表皮のターンオーバーを促進してメラニンを排出しやすくなります。

④ 十分に保湿をする

美肌にとって、乾燥は大敵です。特に、夏場にダメージを受けて肌のバリア機能が落ちてしまっている肌にとって、乾燥はさらに肌を傷める原因となってしまいます。夏から秋にかけては、乾燥しやすく気温も徐々に下がって肌への負担が大きくなりがちです。セラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなど保湿有効成分が含まれている肌ケア商品を使用して十分に保湿をするようにしましょう。

4. 肌によいものを積極的に摂取する

肌によいものを積極的に摂取する

美肌に効果的であるとされている栄養素は、肌の老化を防ぐビタミンACE(ビタミンA、C、E)や肌の細胞をつくる素になるたんぱく質とオメガ3、腸内環境を整えてデトックス効果がある食物繊維、肌の新陳代謝を促進するカルシウム、肌にハリを与える鉄分やマグネシウムなど、さまざまな栄養素があります。

ビタミンAは、緑黄色野菜やレバー、うなぎに多く含まれており皮膚や粘膜を丈夫にする作用があります。ビタミンCは果物類やブロッコリー、ホウレンソウなどの葉物野菜に多く含まれ、メラニンの生成を抑える作用があるとされています。ナッツやさつまいも、春菊などに含まれるビタミンEには、強い抗酸化作用があり肌荒れを改善させる働きがあるとされています。

タンパク質は皮膚や髪の毛などの構成成分であり、たんぱく質の代謝に必要不可欠なビタミンB6と一緒に摂取するのが重要です。たんぱく質は、肉や魚、卵、乳製品に多く含まれ、ビタミンB6はにんにくやくるみ、玄米などに多く含まれています。

オメガ3とは、さんまなどの青魚に含まれるDHAやEPAなどに含まれています。抗炎症作用があり肌荒れを防ぎニキビなどの予防をすることができます。
秋には、柿や柑橘類などビタミンが多く含まれる果物類や、サツマイモやかぼちゃなどの食物繊維やビタミンが多く含まれる野菜、良質なたんぱく質やミネラルが多く含まれるサンマなど様々なおいしい食材が旬を迎えます。他にも、食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富に含まれるキノコ類など、肌に嬉しい食材が多くあります。

旬の食材は、栄養価が高く、味も濃く素材の味を十分に楽しむことができます。美肌のためには、これだけを食べておけばよいというものではなく、さまざまな栄養素をバランスよく摂取する必要があります。

5. 秋の肌ケアに関するまとめ

まとめ

夏の間に蓄積された肌のダメージは、秋になって現れることが多くあります。また、正しくケアをしていないと乾燥が進む冬に重大な肌トラブルが出現してしまうこともあります。秋には、継続して紫外線の対策をすると同時に、こすらないように洗顔をすること、美白有効成分が配合されているスキンケアグッズを使用すること、美肌に欠かすことができない食材をバランスよく摂取することを心がけましょう。

特に、食材に関しては、秋は美肌に嬉しい栄養素がたっぷりと含まれている食材が旬を迎えます。まごころ弁当では、旬の食材も使用した日替わりのメニューで食事を提供しております。秋から冬に向けて、肌トラブルなく美肌を手に入れたい方は、ぜひ外からのケアと一緒に身体の内側からのケアのために、まごころ弁当でバランスの良い食事を心がけてみてはいかがでしょうか?

この記事の作成者:T.O(看護師)
この記事の提供元:シルバーライフ

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