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冬の乾燥対策

冬の乾燥対策

日本の冬は、そもそも大気自体が乾燥しがちなうえに、エアコンを利用したりしてより乾燥してしまいます。しかし、乾燥した環境ではさまざまな影響があると言われています。今回は冬の乾燥対策について詳しく説明していきます。

1. なぜ冬は乾燥するのか

なぜ冬は乾燥するのか

1) 日本の地形の関係

日本では、冬になると西高東低の気圧配置がよく見られます。これは冬型気圧配置とも呼ばれ、日本の西側は高気圧、東側が低気圧となり、ロシアの方から冷たい風が日本に向けて流れてきます。ロシアからの冷たい風は、海の上で水蒸気が加わって冷たくて湿った空気に変化し、日本海側に到着します。そのため、日本海側では冬になると多くの雪が降ります。雪が降った後の空気は、さらに山を越えて太平洋側へと進むのですが、雪で水分が抜けて太平洋側へと到達するときには、乾燥した空気となってしまうのです。

2) 暖房を使用するため

寒くなってくると室温を上げようとして暖房をつけます。温度が上昇することで、空気中に含むことができる水分の最大値が増加するといわれています。例えば、室温が10度の時、空気中に含むことのできる最大水蒸気量は9.4g/㎥とされており、これが20度に上がると最大水蒸気量は、17.3g/㎥まで増加します。しかし、室温が上昇しても空気中に含まれる水分の量は変化がありませんので、相対的に乾燥していると感じてしまうのです。空気中に含まれる水分が4.7g/㎥だった場合、気温10度の時には相対湿度は50%ですが、室温が20度に上がると相対湿度は27%へ低下してしまうということになってしまいます。
また、暖房器具の中でもエアコンは、実際に空気中に含まれる水分量を減らしてしまうので、相対的だけではなく実際に乾燥状態になります。

3) 循環量の低下

実際の湿度の問題だけではなく、体感的に乾燥を感じるのは肌や髪の毛ではないでしょうか。私たちの身体は、気温が低下し身体が冷えると、毛細血管を閉じて皮膚からの熱の放散を抑えて体温の低下を防ぎます。毛細血管は、本来、心臓から排出された血液にのせて、肌の細胞すみずみにまで栄養と酸素を届けて、細胞から出た二酸化炭素や老廃物を回収して再度心臓へ戻すという役割を果たしています。しかし、毛細血管の循環量が低下すると、栄養や酸素がいきわたらず、老廃物も蓄積しやすくなります。そのため、肌の代謝が遅れて肌に元気がなくなり、保湿成分が作られにくくなって乾燥が進みます。

2. 乾燥による影響

乾燥による影響

1) 感染症にかかりやすくなる

乾燥することによって、鼻やのどの粘膜を保護しているバリア機能が低下して感染症にかかりやすくなります。また、風邪の原因は8~9割はウイルスによるもので、ウイルスは冬の低温で乾燥した環境で活発になります。さらに、湿度がある程度ある環境だと、咳やくしゃみをしたときにウイルスが飛散する前に地面へと落ちるのですが、乾燥した環境だと何も障害がなく遠くまで飛散してしまいます。そのため、冬はインフルエンザなどの感染症が流行しやすいと考えられています。

2) 肌や髪のトラブルが増加する

肌や髪は乾燥によってさまざまなトラブルを起こします。肌は水分量が10%以下になるとドライスキンの状態になって、乾燥して肌が荒れたり、かゆみが起こったりします。アトピーなどの肌トラブルがもともとある人は症状が増悪することもあります。
髪の毛も、健康な状態であれば10%以上の水分を蓄えていますが、吸湿放湿の度合いが大きいので環境によって大きく影響を受けます。大気が乾燥していれば、髪の毛もたくさん放湿してしまい、髪の毛がパサついたり傷みやすくなったりします。

3) 身体の内側も乾燥する

大気が乾燥すると、身体の中の水分は、皮膚や粘膜、呼吸を通して蒸発していきます。また、夏場のように汗をかくわけではないので、積極的に水分摂取をしないことで、身体の中が知らず知らずのうちに水分不足になっているということもあります。身体の中が水分不足になると、肌や髪の毛が乾燥するだけではなく、血液の中の水分量が足りずに血液がドロドロの状態になってしまうことがあります。血液がドロドロの状態になると、細い血管に詰まりやすくなったりします。特に冬場は、暖かい環境から急に寒い環境に移ることで血管が急激に収縮し、それに伴って血管が詰まって心筋梗塞や脳梗塞を発症するヒートショックのリスクが高まります。

4) 火災が発生しやすい

実際に体への影響ではありませんが、大気が乾燥すると火災が発生しやすくなります。火がつきやすいだけではなく、火のまわりも早くなるので、冬は火災件数が増加してしまいます。

5) 静電気が発生しやすい

大気が乾燥すると、さまざまなものの表面が乾いて電気が停滞しやすくなります。そのような電気を帯びた状態で、ドアノブなどに触ると静電気が発生しやすくなります。特にセルフのガソリンスタンドで給油する人は、静電気の発生には注意が必要です。

3. 簡単にできる乾燥対策

簡単にできる乾燥対策

1) 水分摂取

冬場は、汗をかかないのでのどが渇きにくく、水分摂取量が減ってしまう人が多くいます。しかし、実は大気が乾燥していると身体からたくさんの水分が奪われていて、気づかないうちに脱水状態になっていることもあります。身体の中の水分量を維持することによって、脱水予防になりますし、鼻やのどなどの気道粘膜を保護することができて感染症予防にもつなげることができます。さらには、乾燥肌の対策としても有効であると言われています。
なかなか水分を摂取する機会を積極的にとれないという方は、朝昼晩の食事中、や入浴の前後、就寝前など水分を摂取する時間を決めておくのも脱水予防には有効です。また、水分であればなんでもよいというわけではなく、甘いジュースなどは虫歯の原因や糖尿病などの原因、増悪にもつながります。コーヒーなどのカフェインが入った飲み物を飲みすぎると、眠りが浅くなったりお腹が痛くなるなどの身体を壊す可能性もあるので注意が必要です。さらに、アルコールは利尿作用があってかえって身体の水分を奪われてしまうので、脱水予防としては適しません。
水分を摂取するときには、水やお茶などのカロリーや糖分が含まれていないものがおすすめです。脱水状態が激しい場合には、市販の経口補水液を飲んで脱水状態の改善に努めましょう。

2) 加湿をする

インフルエンザなどの感染症対策としては、室内の適切な湿度は50~60%が理想的であるとされています。それよりも低い場合には、ウイルスが活発になり感染症にかかりやすくなりますし、逆に高すぎる場合にはカビやダニの発生の原因になったりするので健康にはあまりよくありません。さらには、湿度が下がると体感的に寒く感じ、湿度が上がると同じ気温でも暖かく感じることができます。寒さ対策にも有効ですので積極的に加湿をするようにしましょう。
加湿器を上手に活用したり、お湯や水を張ったカップを手元に置いておく、水にぬらしたタオルをかけておくなどの対策を行いましょう。洗濯物を室内に干したり、お風呂に入った後は浴室を開放しておくなど、日常生活で乾燥対策のためにさまざまな工夫の方法があります。他にも、マスクを着用して鼻やのどの粘膜を潤わせるのも乾燥対策として重要です。マスクは、自分自身を守るだけではなく、他の人へ自分が持っているウイルスを飛散させないという、他人を守る意味でも感染予防に適していると言えます。
また、湿度は目に見えて分かるものではないので、湿度計を用いて実際に今部屋の中の湿度がどれくらいなのかを把握しておくことも大切です。暖房、特にエアコンを使用するときには、室内の湿度がどの程度かを把握して、積極的に加湿を行うようにしましょう。

3) 肌に合ったスキンケアを行う

大気や身体の中が乾燥すると、肌はドライスキンになりさまざまな肌トラブルが生じます。そのため、自分の肌に合った保湿力の高いスキンケアアイテムを積極的に使用するようにしましょう。
肌を清潔に保つことは、肌トラブルを予防するために重要ですが、洗浄のし過ぎはかえって肌を乾燥させてしまうことにつながります。その日の汚れはしっかりと落とし、洗顔をした後には水分と油分を足して保湿をしっかりとしましょう。化粧水などの水分のみを加えても、乳液やクリームなどの油分でふたをしないと、水分はどんどん蒸発してしまい乾燥してしまうので、水分を補給した後には油分でふたをするようにしましょう。
また、冬であっても紫外線は1年中地球へと届いています。紫外線は肌トラブルの大きな原因となり、肌の乾燥の理由の1つでもあります。冬でも紫外線対策はきちんと行い、できれば毎日日焼け止めを塗るようにしましょう。

4) お風呂の湯温はぬるめに設定する

冬になると熱めのお風呂に入って身体をあたためたいと考える人も多くいるでしょう。しかし、お湯の温度が高すぎると、肌の表面の脂が流れてしまい、肌のバリア機能が低下して乾燥を招いてしまいます。
また、寒い環境から急激に熱いお湯の中に入ると、一気に血管が広がって血圧が上昇してしまいます。急激に血圧が上昇すると脳出血などのリスクが高まりますので注意が必要です。
お風呂に入るときには、38℃前後のぬるめに設定したお湯にゆっくりと浸かって温まるようにしましょう。そして、お風呂から出た後は顔だけではなく全身の保湿ケアをするとよいでしょう。
身体を洗う時には、ナイロンタオルなどで身体をごしごしとはこすらないようにしましょう。身体をこすることによって、肌を傷つけたり肌表面のバリア機能を低下させてしまい乾燥につながります。あらかじめ石鹸を泡立てて、泡で優しく洗うことをイメージしましょう。

5) 部屋の環境を整える

部屋の中に観葉植物を置くと、インテリアとして部屋がおしゃれになるだけではなく加湿効果も得られます。他にも、フローリングや窓を積極的に拭き掃除をすることによって、床や窓に残った水分で加湿することができます。部屋をきれいにすることは、加湿効果だけではなく、ウイルスやほこり、汚れなどを除去することができるのでおすすめです。

6) 栄養バランスのとれた食事をする

身体の内側から乾燥対策を行うことも大切です。たんぱく質は、肌の細胞の原料となり、肌の弾力を保つコラーゲンもたんぱく質の中に含まれているため、乾燥対策・肌トラブル対策として積極的に摂りたい栄養素の1つです。他には、肌や粘膜に潤いを与えるビタミンA(多く含まれる食材:レバー、にんじん、ほうれん草など)、肌のターンオーバーを整えるビタミンB群(ビタミンB2:レバー、納豆、モロヘイヤなど、ビタミンB6:むね肉、まぐろなど、ビタミンB12:あさり、牡蠣など)、コラーゲンの生成を促すビタミンC(果物、ブロッコリー、小松菜など)、肌の血行を促進して肌のバリア機能を高めてくれるビタミンE(豆乳、アボカド、いわしなど)、肌のターンオーバーを維持してくれる亜鉛(牡蠣、牛肉、チーズなど)など、肌トラブル対策のために必要な栄養素はたくさんあります。これらをバランスよく摂取することによって肌の乾燥を防ぎ、健康的な身体を作ることができます。

4. まとめ

まとめ

冬は、日本の地形による気候の関係や暖房を使用することなどによって、乾燥しやすくなります。大気や肌が乾燥すると、風邪をひきやすくなったり、肌トラブルを引き起こしやすくなったり、さまざまな弊害があります。
乾燥対策のために大切なことは加湿をしっかりと行うことと、水分を十分に摂ることです。他にも自分に合ったスキンケアを行うことや部屋の環境を整えることも重要です。また、身体の内側から乾燥対策を行うことによって、肌トラブルを未然に防ぐことができます。肌を健康的に保ち、乾燥を予防する栄養素はさまざまあります。これらの栄養素をバランスよく積極的に摂取することによって肌トラブルを予防するだけではなく、健康的な身体作りにもつながります。まごころ弁当では、これらの栄養素をはじめとして、さまざまな食材を用いて毎日日替わりで栄養バランスが十分にとれた食事を召し上がっていただくことができます。バランスの良い食生活をしたいけれど、なかなか自分で作ることができない人や、乾燥肌を改善したいと考えている人、風邪をひきにくい体作りをしたいと考えている人はぜひ1度お試しください。

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