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ちらし寿司にはまぐり おいしく楽しむひなまつり 

作成日:2022年2月22日

ちらし寿司にはまぐり おいしく楽しむひなまつり 

♪灯りをつけましょぼんぼりに♪で始まるひなまつり。

長く寒かった冬から暖かい春を迎え、ワクワクした気分になるきっかけのイベントでもありますね。

今では、ひなまつりは女の子の節句といわれています。

今回は、ひなまつりの意味やひなまつりに食べたい食べ物、美味しいレシピをご紹介します。

ひなまつりとは?

3月3日のひなまつり、現在では女の子の節句として知られていますが、もともとは一年を通して5回ある節句、五節句の二番目にあたる、上巳の節句というものでした。

節句とは季節の代わり目を表しています。現代でも体調を崩しやすい季節の変わり目、昔の人々は、邪(災いや穢れ、病気を引き起こす邪気など)が体内に侵入しやすく、そのため病気を引き起こすと考えていました。

そのため、3月3日にあたる上巳には川に入って身を清め、穢れを流していたといいます。

それがいつの日か紙や藁などで作った人形に穢れを移し、川に流して邪気を祓う風習に移り変わっていったのです。

これが、流しびなのはじまりだと言われています。

そのため、本来は「女の子の節句」というわけではありませんでしたが、ちょうど平安時代頃、貴族の子ども達の間で、今でいうままごと遊びが流行っていました。

当時も今と変わらす、ままごとが好きなのは女の子の方が多かったようで、水がぬるみ始める上巳のころに、節句をまねて子ども達が紙や藁で作ったひな人形を流しはじめたことから、女の子の節句として世に受け継がれるようになっていったのです。

関東風?関西風?ひなまつりの祝い方

ひなまつりで気になるのはひな飾りをいつから出していつ片付けるか、また、ひな飾りの並べ方、特に男雛、雌雛の位置ではないでしょうか?

ひな飾りはいつから出すの?

節句の行事であるひな祭り、ひなかざりを飾るのは、上巳の節句の前の立春(2月4日頃)、節分の豆まきで厄を祓い、新たな年を迎えてからが適しています。

とはいえ、ひと月も出しておくのは…という方は、ひなまつりの1週間ほど前から飾っておくとよいでしょう。

また、片付ける時期について、遅くまで出しておくとその家の娘の婚期が遅れると言われることもありますね。

これは、ひなかざりは結婚式を模していると言われ、人生の早い時期に結婚式を挙げるということになぞらえている、ということです。

また、先にご紹介したように、人につく厄をひな人形に身代わりになってもらっているため、人形は早くに片付けた方がよい、と考えられています。

ただし、旧暦の上巳の節句を重んじる地域もあります。西暦の3月3日にこだわることなく、その土地土地の風習に従うのも良いことですね。

男雛と雌雛、どちらが右?左?

男雛と雌雛、どちらが右?左?

ひなかざりを飾る際、男雛と女雛、どちらを右に置けばよいのか?どちらがどっちだったかなぁ?と迷うことはないですか?

ひなかざりは、天皇皇后の結婚式を模して作られているとされています。

全国的には、男雛が向かって左、女雛を向かって右に飾ります。

ところが、京都を中心とする関西では男雛が向かって右、女雛を向かって左に飾ります。

これを親王飾りといい、日本古来の風習が由来とされています。

本来、日本では左側が上座という認識がありました。そのため、京都では古くから女雛の左側、つまりは上座にあたる、向かって右側に男雛を飾るのです。

一方、京都以外の飾り方については、日本の西洋化が関係していると言われています。開国し、西洋の文化が多く持ち込まれた明治以降において、大正天皇は即位の礼で西洋風式に天皇が右、皇后が左に立たれたということです。

これ以降、ひなかざりも男雛が左、女雛が右という飾り方が広まっていきました。

ひな祭りに楽しみたい料理や食材とは

ひな祭りにいただく料理といえば、ちらしずしにハマグリのお吸い物、ひなあられに菱餅…。

春らしく可愛らしい料理が多く並びます。どれを見ても、春の訪れを感じ、気分が明るくなりますね。

ひな祭りに楽しみたい料理や食材とは

菱餅

菱餅は植物のヒシの実を模して形作られていると言われています。

ヒシの実はとても固く鋭いトゲがあるため、魔除けとしてこの形が用いられるようになったとされています。

また、ピンク、白、緑の三色は、真ん中の白を残雪に見立て、雪の下に芽吹く力強い新芽、雪の上に花開く桃の花を表しているということです。

さらに、緑の部分はもともと、春の七草としても知られているゴギョウ(母子草)を使って作った餅を厄除けとして食べていたものが、いつのころからかヨモギに代わり、現在に受け継がれているという説もあります。

ちらし寿司(ひな寿司)

ちらし寿司(ひな寿司)

ちらし寿司がひなまつりの行事食として食べられ始めた所以は諸説ありますが、詳しくはわかっていません。

一説には、子ども、とりわけ女の子の健やかな成長を願い、可愛らしく華やかで栄養があり、縁起が良い食材をあつめて作られたのが始まりだと言われています。

ちらし寿司の中でもとりわけ華やかな彩で作ったり、具材を小さく切ったりしてつくるひな祭りのちらし寿司は、ひな寿司と呼ばれることもあります。

また一汁一菜を重んじられた江戸時代、ご飯にいろいろな具材を混ぜて食べるようになったのが始まりだとする説もあります。

はまぐり

はまぐり

はまぐりは春、ちょうどひなまつりの頃に旬を迎えます。

また、平安時代より、貝合わせという絵合わせ遊びに用いられていました。

2枚ある貝殻を1枚ずつに分け、対となる絵を描きます。

それぞれペアになるものを、トランプの神経衰弱のように取り合うというものです。

ハマグリの殻は蝶番の形がひとつずつ異なり、他の貝殻とはぴったりと合わせることができません。

そのため、ペアの貝殻を見つけることができるのですが、これが夫婦和合、夫婦円満の象徴として、結婚式やひなまつりにいただく食べ物とされるようになりました。

はまぐりの栄養価とは?

①マグネシウム

マグネシウムはリンと共に働き、カルシウムが骨や歯に沈着するのを助けます。

また、体内の多くの酵素の働きを支える補酵素として、肌や体の代謝を促すことから、美のミネラルとも呼ばれています。

②鉄

鉄は血液中のヘモグロビンの成分となり、肺で取り込んだ酸素を体の隅々まで送り届ける働きがあります。

不足すると鉄欠乏性貧血を引き起こし、動悸や息切れ、めまいといった症状がでるほか、肌荒れや慢性的な疲労を招くことがあります。

③亜鉛

亜鉛はたんぱく質の代謝を担い、肌や粘膜を健やかに保つ働きがあります。

亜鉛が不足することで、舌の上にある味蕾という細胞の代謝が鈍ることから、味覚障害を引き起こすことがあります。

また、成長を促し、抜け毛を予防する働きがあります。

④タウリン

タウリンは体内で胆汁酸とともに消化を助ける働き、また、コレステロールを下げて血液をサラサラにし、血圧を安定させる働きがあります。

さらに肝機能を高め、二日酔いを予防する効果が期待できます。

⑤グルタミン酸

グルタミン酸はうまみ成分の一つでGAVAを作り出し、気持ちを安らかに保ち、安眠効果があるほか、抗酸化作用があり、脂肪の蓄積を予防し、肌を美しく保つ働きがあります。

はまぐりと菜の花の辛子和え

はまぐりと菜の花の辛子和え

ひなまつりにいただくハマグリの料理といえば、潮汁ではないでしょうか?貝の旨みがとてもおいしいお吸い物ですね。

今回は少し趣向を変え、同様に春を感じる食材、菜の花を使った辛子和えをご紹介します。

練りがらしの分量はお好みで、加減しながらご利用くださいね。

【材料】2~3人分
・はまぐり…3個(大きさにより調整してください)
・菜の花…・1束
・出汁(かつおこんぶだし)…100cc

※市販の白だしなどを吸い物用より若干濃いめに希釈したもので大丈夫です。

・しょうゆ…小さじ1~
・日本酒…大さじ2
・練りがらし…小さじ1/2~(お好みで調整してください)

材料

【作り方】

①はまぐりは3%の塩水(水1リットルに対し、塩3大さじ2杯(分量外))に入れて砂だしをしておきます。

②菜の花は軸の固いところを切り落とし、塩(分量外)を入れた熱湯でさっとゆでます。このとき、軸の部分を先に熱湯に浸け、一呼吸おいてから横に倒してつぼみの部分を茹でると、固さを均一にそろえることができます。

③②の菜の花をザルにとり、しっかりと水分を絞って一口大に切りわけてから、出汁に浸しておきます。(出汁に漬けた状態で冷蔵庫に入れ、1~2日保存することができます。)

作り方③

④①のはまぐりを鍋に入れ、日本酒を加えて酒蒸しにし、口が開いたら殻から身を外します。大きければ2~3個に切り分けます。

作り方④

⑤練りがらしはしょうゆで溶きのばします。

作り方⑤

⑥②の菜の花の水分を軽く切ったら③のはまぐりと合わせます。④のからしじょうゆをかけて全体をさっくりとまぜ、味をなじませます。(出汁やはまぐりそのものの塩分で味加減が変わります。

味見をしてみて足りないようであれば、しょうゆまたは塩少々を足して味を調えてください。)

作り方⑥

※残った蒸し汁はとてもおいしい出汁や栄養成分が溶け込んでいます。捨ててしまわずにお吸い物やみそ汁、スープや炊き込みご飯の出汁として利用するのがおすすめです。

日々健やかに過ごすために

今回は上巳の節句(ひなまつり)にぴったりの副菜ということで、菜の花とはまぐりの辛子和えをご紹介しました。

毎日の食事に、魚介やたっぷりの野菜、肉類、豆類…と、栄養バランスを考えてバランスよい食事を用意するのは難しいと感じておられませんか?

家事や育児、介護に仕事をこなしながら食事の栄養バランスも整えるのは、本当に大変ですね。

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ひなまつりについてのまとめ

本格的な春の到来を感じる行事の一つ、ひなまつり。

男女を問わず、何となく心がウキウキとしてくるのではないでしょうか?

今回、はまぐりと合わせた菜の花には、デトックス効果が期待できます。春になると吹き出物やアレルギーが出るという方にはピッタリの食材です。

はまぐり同様、いろいろなメニューにアレンジして召し上がってくださいね。

この記事の作成者:真鍋 実穂(調理師)
この記事の提供元:シルバーライフ

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