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夜間対応型訪問介護とは?認定介護度など解説

作成日:2019年8月10日

夜間対応型訪問介護とは?認定介護度など解説

離れて暮らす高齢のご家族がいる場合、夜間に何かあったらどうしようなどという心配はつきません。実際にご家族の状況にあった介護サービスを探している方も多いでしょう。

そこでこの記事では、夜間対応型訪問介護で受けられるサービスの概要を始め、サービスの対象となる方・利用費用・利用までの流れなどを解説します。高齢のご家族が安心して暮らすための情報としてぜひ参考にしてください。

夜間対応型訪問介護サービスとは?

夜間対応型訪問介護とは、訪問介護員・ホームヘルパーによる夜間の訪問介護が受けられるサービスです。夜間対応型訪問介護には、定期巡回サービスと、臨時対応サービスの2種類があります。

定期巡回サービスとは?

定期巡回サービスは、夜間に利用者の住居を定期的に巡回してくれるサービスです。ケアプランで決められた時間に、訪問介護員などが在宅の要介護者の自宅を訪問してくれます。訪問してくれる介護員の人数はサービス内容によって異なり、該当サービスの提供に必要な人数となっています。

利用できるサービス

定期巡回サービスでは、安否確認を始め、おむつの交換・排せつの介助・寝返りの介助・身体の清拭・食事の介助などが行ってもらえます。1回の訪問につき30分間のサービスが受けられます。

随時対応サービスとは?

随時対応サービスとは、ケアプランで定めた定期巡回の時間以外に、利用者からの要請を受けた際に、訪問介護員などが訪問するサービスです。急に体調が悪くなった時などに対応してもらえるので便利です。訪問する介護員の人数により利用費用が異なります。

利用できるサービス

夜間にベッドから転倒したり、急な体調不良など突発的な介助が必要になったりした際に、随時訪問介護員の派遣・救急車の手配などを要請できます。1回の訪問につき30分間のサービスが受けられます。サービス時間帯内であれば何度でもサービスが受けられますが、利用1回ごとに料金がかかります。

オペレーションセンターとは?

オペレーションセンターとは、利用者からケアコールを受けるために事業者が設置している設備のことです。事業者にはオペレーションセンターを設置する義務がなく、訪問介護員などがオペレーターを兼務している場合もあります。オペレーションセンターの有無によっても利用料金が異なります。

夜間対応型訪問介護では利用できないサービス

夜間対応型訪問介護は、要介護のご高齢の方が、夜間も安心して生活できることを目的としたサービスです。ご高齢の利用者を援助するためのものなので、利用者家族のためのサービスは受けられません。

犬の散歩・庭掃除・ガラス磨きなど、介護範囲を超えるサービスも受けられません。また、医療面のサポートは対応していないので注意が必要です。

夜間対応できる時間帯

夜間対応型訪問介護を利用できる時間帯は18時~翌朝8時までと限定されています。実際に定期巡回を行う時間はケアプランを決める際に決定します。平成30年に「24時間通報対応加算」が適応され、日中も対応してもらえるようになりました。

夜間対応型訪問介護を利用できる方

夜間対応型訪問介護が受けられるのは、要介護認定で要介護1~5と認定された方に限られています。要支援1~2の方は対象外となります。また、利用する事業所と同一の市町村の住民である必要があります。

夜間訪問介護は在宅での生活を援助するためのサービスなので、グループホームなどの施設の入所者や介護のショートステイを利用中の方は利用できません。

夜間対応型訪問介護の利用料金

夜間対応型訪問介護は、オペレーションセンターの設置の有無で費用が異なります。なお、平成30年の改定で「24時間通報対応加算」が付加されることとなり、費用はかかりますが、夜間以外のサービスも受けられるようになりました。

オペレーションセンター設置あり

・月額基本料金:1,009円
・定期巡回:378円/1回
・随時訪問:576円/1回(ヘルパー1人で訪問)
・随時訪問:775円/1回(ヘルパー2人で訪問)
・24時間通報対応加算:610円/1回

利用料金の計算方法
(月額基本料金)+(定期料金1回分料金)+(随時訪問サービス料)×(訪問回数)+(通報加算)

例1:夜間対応型訪問介護の定期巡回を利用
    1,009円+378円×31日=12,727円/月

例2:夜間対応型訪問介護の随時訪問を夜間に25回利用(1人訪問)
    1,009円+576円×25回=15,409円/月

オペレーションセンター設置なし

・夜間対応型訪問介護費用:1ヶ月につき2,742円(定額)

※参考:厚生労働省「介護報酬の算定構造」(平成30年4月現在)

夜間対応型訪問介護を利用するメリット

夜間対応型訪問介護はサービスを受ける方はもちろん、ご家族の方にとっても大きなメリットがあります。

深夜でも安否確認してもらえる

家族が離れて暮らす場合、深夜にご高齢の方にトラブルがあってもすぐには対応できないことが多いでしょう。夜間に大切なご家族の自宅への訪問を依頼できるのは、非常に心強いです。

定期的に巡回してもらえるので安心

ご家族にもし何かあったらどうしようと常に緊張し続けなくてすむ点もメリットです。夜間に高齢のご家族が体調を崩したり不穏になったりする可能性は常にあります。深夜に定期訪問してもらえるのは利用者にとっても、ご家族にとっても生活の安心につながります。

突発的なトラブルにも対処してもらえる

仕事をしながら介護をしている場合、急な残業などで高齢のご家族への対応が難しくなることもあります。そのような場合でも夜間対応型訪問介護は依頼可能です。老々介護や、独りで介護をしている場合などに、負荷のかかる仕事があれば助けてもらえます。

夜間対応型訪問介護を利用するデメリット

夜間対応型訪問介護はあくまでも有料サービスです。利用の仕方を考慮しておかないとデメリットになる場合があります。

サービスを利用しすぎると自己負担額が多くなる

定期巡回サービスはケアプランで定めた料金で行われますが、随時対応サービスは訪問1回ごとに利用料が発生します。利用回数が増えると介護保険の支給限度額を超えるケースも考えられ、さらに限度額を超えた分は全額自己負担となるので注意が必要です。

夜だけしか利用できない

夜間対応型訪問介護は、夜間の利用が想定されています。現在は24時間対応してもらえますが、日中に利用したい場合は、「24時間通報対応加算」が付加されるため割高になります。

夜間対応型訪問介護と定期巡回・随時対応型訪問介護看護の違い

夜間対応型訪問介護で受けられるサービスは「介護」だけですが、定期巡回・随時対応型訪問介護では、「介護」と「看護」が受けられます。月額定額制で利用料は5,666円~29,441円/月となり、サービスをあまり利用しない方にとっては比較的割高です。

定期巡回・随時対応型訪問介護看護で受けられるサービスは以下のとおりです。

・対応が365日24時間
・介護と看護の両方が受けられる
・看護師や理学療法士などの専門職の訪問あり
・サービスの種類は3種類
 1)定期巡回サービス(入浴・トイレ介助・食事・投薬・寝返り介助など)
 2)随時対応・訪問サービス(利用者の要望に応えて随時提供)
 3)訪問介護サービス(利用者の状態によって医療ケアを提供)

※参考:厚生労働省「介護報酬の算定構造」(平成30年4月現在)

夜間対応型訪問介護を利用するための流れ

夜間対応型訪問介護のサービスを受けるまでの流れを説明します。

1.介護認定を受ける

夜間対応型訪問介護を利用するためには、まず介護認定を受ける必要があります。利用者本人が居住する市区町村に申請し、審査を受けます。申請には以下の準備が必要です。

・要介護(要支援)認定申請書
・介護保険被保険者証(第2号被験者は健康保険被保険者証)
・マイナンバー(本人のナンバーが確認できるもの)
・身分証明書(顔写真つきのもの)
・印鑑(代行者が申請する場合)

2.ケアプランの作成を行う

利用者本人が居住する市区町村の居宅介護支援事業所に連絡すると、ケアマネージャーが自宅を訪問し、ケアプランを作成してくれます。訪問時間・必要な介護などを夜間対応型訪問介護計画として作成します。

3.サービス提供事業所と契約する

居宅介護支援事業所と契約をします。オペレーションセンターを利用する場合、ケアコール端末の設置など、インフラの整備が必要になる場合もあります。

4.夜間対応型訪問介護サービスを開始する

作成したケアプランにそって、介護サービスが始まります。実際に利用してみてから、ご家族の状態によりケアプランの見直しが必要になることもあります。プランを見直す回数に規程はないので、不都合な点があればケアマネージャーに相談することをおすすめします。

夜間対応型訪問介護のまとめ

夜間対応型訪問介護サービスを利用することで、介護が必要なご家族を24時間体制で見守ることが可能となります。自宅介護では心強いサービスでしょう。

しかし、自宅で生活を続ける高齢のご家族にとっては、毎日の食事の準備もとても重要です。日々の食事には、原材料を厳選し、栄養バランスの整った「まごころ弁当」のご利用を検討されてはいかがでしょうか。無料試食も行っているので、一度お試しください。

この記事の提供元:シルバーライフ

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