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食べると吐き気を感じる方にも食べやすい 秋のレシピ

食べると吐き気を感じる方にも食べやすい 秋のレシピ

秋は過ごしやすく、美味しい食べ物も多いですね。ですが、さまざまな理由で秋のおいしいものを楽しむことができない方もいらっしゃいます。食がすすまないと栄養不足や脱水症に陥る危険もあり、介護をされているご家族としても心配ですね。今回は特に、吐き気がして食べられない場合について、その理由や、すっきりと食べやすいメニューについてご紹介します。
https://www.tyojyu.or.jp/net/byouki/rounensei/oshin-outo.html

吐き気(悪心)とおう吐

吐き気(悪心=あくしん・おしん)は「気持ち悪い」「むかつき」のことを言い、主におう吐の前に起こります。おう吐は、胃の中のものを吐き出してしまうことを示します。これらは、その原因により両方が起こる場合、どちらか一方のみの場合とさまざまです。

たとえ自覚症状が吐き気、おう吐だけであっても、大きな病気が隠れている場合があります。吐き気やおう吐が起こるのが空腹時なのか、満腹時なのか、また、吐き気を催したときにその他の症状(頭痛やめまい、意識障害など)があるがどうかを観察し、医師の診断をうけることが大切です。

脳内のおう吐に関する中枢の刺激によるもの

くも膜下出血や脳腫瘍などの脳の病気により、脳圧が高くなったとき、転倒などによる脳震とうの後遺症、メニエール病や乗り物酔いなどによる内耳の不調、抗ガン剤、アルコールの過剰摂取により起こります。

このように、重篤な疾患が隠れていることも考えられますので、吐き気を感じたりおう吐した場合は、しっかりと医師の指示を仰ぎ、治療してください。

消化器系が要因のもの(末梢性おう吐)

消化器系の疾患(胃炎や潰瘍、腸閉塞など)、また、肝臓や胆のう、腎臓など、の病気により、胃腸機能がうまく働かなくなって起こるもの。
心筋梗塞を発症したときにも見られる場合があります。

中でも、高齢者が比較的多く発症する、吐き気、おう吐の原因になりやすいものを二つご紹介します。

胃食道逆流症

胃から酸っぱいものが上がってきて、吐き気がしたりむかつきを感じる症状があります。
これは胃と食道の間を閉めている筋肉がゆるんでいるために、本来胃から十二指腸に流れるはずの胃酸が胃から食道へ、食道から口へと逆流して起こります。

加齢によりこの筋肉がゆるんでくる上に、寝たきりや、食後すぐに横になる習慣がある方に起こりやすくなります。
若いころから暴飲暴食の習慣があった方、脂っぽいものを多く召し上がる方、また、肥満などにより腹圧が高い方にも起こりやすい症状です。

薬により胃酸の分泌を抑える治療、食後しばらくは座位を保つなどの生活習慣の改善、原八分目に控えるなど食習慣の見直しをすることで症状を抑えることができます。ひどくなると食道がんの一因にもなりますので、注意が必要です。

詳しい治療法などは、日本消化器病学会ガイドライン様のサイトに掲載されていますので、ご参照ください。
https://www.jsge.or.jp/guideline/disease/gerd_3.html

便秘

むかつきの原因として、意外かもしれませんが便秘も関係があります。
腸の動きが悪くなり、便やガスが溜まってくると、腸の上に位置する胃を圧迫し、ちょうど「つわり」のように吐き気やおう吐が症状として現れることがあります。

便秘がある方はその原因を探り、まずは便秘の解消をはかることで、むかつきを抑えることができます。
高齢になると胃腸の働きが弱くなるために便秘になることがあります。この場合には腸の動きを活発にすることが大切です。

よく便秘には食物繊維をしっかりと取って…、と言いますが、高齢者にはあまりおすすめできません。不溶性食物繊維は動きの悪い腸の中で停滞し、どんどん水分を失って硬くなり、便秘を促進してしまうことがあるからです。

便のかさを増やすために、ごはん、かぼちゃやじゃがいも、さつまいもなどを多めの水分とともに取れる料理がよいですね。少しでも吐き気を感じないようにするために、香りのよいものをプラスすることも大切です。

和風!3つの香りのなめらかポテトクリーム
和風!3つの香りのなめらかポテトクリーム

よくあるポテトクリームは牛乳や生クリームなどを使用し、濃厚でコクがあるものが多いのですが、吐き気を感じる場合はあまりしっかりとした味付けのものは重く、食べにくい場合があります。

じゃがいもをすっきりとした味に仕上げたい時、フランス料理では、ミントを一枝加えて茹でると言います。ですが、今回は和風に仕上げたいので、健胃作用のある山椒の塩漬けを加えて茹で、昆布だしであっさりと柔らかく仕上げます。

香りにゆずの皮のすり下ろしやみょうがの甘酢漬けを加えてさわやかさをプラスしてもよいでしょう。
ゆず、みょうが共に食欲増進、消化促進に効果的な食材です。どうぞお好みの香りを試してくださいね。

なお、胃酸過多になっているところに酸味をプラスするのはあまりおすすめできませんので、よくあるポテトサラダのように、酸と油脂が原材料のマヨネーズも使用を控えました。召し上がっても大丈夫なようでしたら、お好みで加えていただいてもよいですよ。

【材料】   2人分
じゃがいも      中くらいのもの1個
山椒の塩漬け     ひとつまみ
昆布だし       70cc程度
塩          ひとつまみ
ゆず         少々
みょうがの甘酢漬け  1/2個
サラダオイル     大さじ1/2

【作り方】
1、じゃがいもは皮をむき、角切りにして、山椒の塩漬けと共に水から茹でる。
このとき、沸騰直前の火加減で柔らかく茹でてください。ぐらぐらと煮たててしまうと、ざらざらとした食感になります。
2、じゃがいもが柔らかくなれば湯を捨て、(山椒は好みで取り除く)鍋に戻して再度火にかけて、から炒りするようにして水分を飛ばし、粉吹き芋にする。
3、全体に水分が飛んだらボールに移し、すりこぎで潰し、昆布だしを少しずつ加えながら滑らかに伸ばす。あまり混ぜすぎると粘りがでてくるので注意する。
4、サラダオイル、塩を加えて味を調え、ゆずの皮のすり下ろしやみょうがの甘酢漬けを細かく刻んだものを加え、混ぜ合わせる。仕上がりは、スプーンなどですくい、下をむけるとぽってりと落ちる程度に。
※じゃがいもやかぼちゃ、さつまいもなどを柔らかくペースト状にしたものは傷みが早く、冷蔵保存はあまりおすすめできません。保存する場合はファスナー付きの保存袋などに1食分ずつ入れて薄く伸ばし、速やかに冷まして冷凍保存してください。

食べたい!と思って頂く為に

食べられるものを食べられるときに

さまざまな理由で吐き気を感じ、食事がのどを通りにくいにも関わらず、医師からも特別な指示がなかった場合は、無理には栄養価を考えずに、まずは喉を通るものを召し上がっていただけるように準備しましょう。

しかし、お菓子などの甘いものやフルーツはのどを通りやすいものですが、こればかりを召し上がられると、少し糖分が多くなりすぎるかもしれません。

先ほどご紹介したポテトクリームなどを、なめる程度に少しずつ口に運んでいただくことから始めてみてください。

卵豆腐

卵豆腐は、つるんとした食感で食べやすくて、タンパク質も取れるおすすめの料理です。
蒸し器で蒸してもすぐにできますが、蒸し器がない場合のために電子レンジで作る方法をご紹介します。

【材料】  2人分
卵       2個
出汁      180cc
塩       ひとつまみ
しょうゆ    小さじ1/2
みりん     小さじ1
ゆずの皮など  適宜

【作り方】
1、卵をボールに溶きほぐし、出汁を加えて伸ばし、茶こしなどで漉す。
2、(1)の卵液を底が平らな容器に流し入れる。
3、(2)にふんわりとラップをかけ、電子レンジ200W で2分加熱する。
4、全体をかき混ぜて、再度電子レンジ200Wに1分30秒程度ずつ、様子を見ながら加熱していく。
5、中心に竹ぐしをさしてみて、濁った汁が出なければ出来上がり。

※嚥下に不安がある場合
卵豆腐は柔らかく、咀嚼には困らないですが、噛むとサラサラとして液状になるため、誤嚥の危険があります。
嚥下に不安がある場合には、出来あがった卵豆腐を5mm角程度に切り、吸い地に市販のとろみ材でとろみをつけたものに少量ずつ入れ、吸い物のようにして提供してください。

「理気」の働きのある食材を

中医薬膳学では、胸のつかえや吐き気、胸苦しさ、腹部膨満感や食欲不振を取り除く働きを、「理気の働き」と言います。この作用がある食材は、先ほどご紹介した山椒やゆず、みょうがだけでなく、下記のように意外に多くあります。

穀類 米麹
野菜類 玉ねぎ ピーマン みつば らっきょうなど
果実類 かぼす きんかん グレープフルーツ シ―クワーサー みかん ゆずなど
魚介類 かじきまぐろ 鮭
嗜好飲料類 ジャスミンティー 
スパイス類 山椒 こしょうなど

盛りつけは少しずつ、熱すぎず冷たすぎずで

食べるものを見て吐き気を感じる方には、料理の量が多いとそれだけで「これだけの量を今から食べないといけない」と負担に感じてしまわれることがあります。

さらに、香りの成分は揮発性のため、熱いとさらに強くなります。少し冷まして提供しましょう。しかし冷たすぎるものは体を冷やしてしまうとともに、味噌汁などは美味しさも半減しますので、ひと肌程度までにとどめるのがおすすめです。

片付けの時間に余裕がある時は、豆皿などにおかずを少量ずつ盛りつけると目にも華やかになります、時間がない日には、一人分をワンプレートに、いろいろなおかずを少しずつ盛りつけると後の洗いものも楽になりますね。

食べる環境、日中の過ごし方を変えてみる

いつも同じテーブルで同じ時間に食事をすることは、規則正しい生活をおくる上で重要なことです。が、食が進まないときには、あえて時間や食べる場所を変えてみるのも良いものです。

外出できる方は紅葉狩りなどに出かけられてもよいですね。寒い日、外出するには体調が思わしくない日には、テーブルを少し窓辺に寄せてみたり、花を一輪飾ってみたりするだけでも気分が変わり、食が進むことがあります。

また、食が進まず吐き気を催すにも関わらず、特別な疾患が見られない方の中には、日中の活動量が足りないために、「空腹になっていない」場合もあります。
デイケアや散歩に出たり、リハビリも兼ねた運動をしたり、ちょっとした趣味など、食事と食事の間の時間にできる楽しみを見つけるのも一つの方法です。

時には一食をお弁当にしてみる

食事を用意するとき、「今日はなにを作ろう」「同じものしか思いつかない」…と、思われることはないですか?忙しい合間の食事の支度、また、家族の好みから、どうしても作るメニューはワンパターンになりがちですね。

家庭の味は家族が一番ほっとする、かけがえのない味だということは間違いないのですが、お弁当を楽しむのも食欲が増す一つの方法になるかもしれません。

誰しも、子供のころのお母さんのお弁当、出張や旅の途中でいただく駅弁などのふたをあける時のワクワク感を経験したことがあると思います。先ほどご紹介した、少し違う環境で、お弁当を楽しむのもよいですね。

しかし、普段から介護食を召し上がっている方、持病などにより、食べられるものや摂取カロリーに制限のある方には、どのようなお弁当でも大丈夫、というわけにはいきませんね。

そこでおすすめしたいのがまごころ弁当のお弁当です。まごころ弁当のお弁当は、栄養学のプロである管理栄養士が素材からこだわって作ったお弁当で、普通食ややわらか食、また、カロリー調整食、たんぱく調整食、きざみ食に極小のきざみ食にさらにとろみをつけたものなど、多くの選択肢から今一番合うものを選んで注文することができます。

選択肢が多いので、家族がそれぞれに合ったお弁当を選んで注文できるのもうれしいですね。
今なら無料試食キャンペーン中です。この機会にぜひお試しくださいね。

食べやすいレシピまとめ

おなかがすいているかどうかにかかわらず、吐き気があるというのはつらいものです。
吐き気を感じることが一過性の場合はよいですが、度々となると気分も重く、せっかくの旬を楽しめず、食べることもつらくなりますね。

しかし、しっかりと食べることができないと、低栄養になり、運動能力や風邪などへの抵抗力もだんだんと落ちてしまいます。特に秋から冬にかけては、寒さに耐えるために、体は夏よりも多くのエネルギーを必要としています。

不調があり、食欲が落ちてきたと感じたら、まずは医師の診断を仰いでください。そのうえで大きな疾患が認められない場合は、今回ご紹介したような食材や方法をお試しください。

寒い冬を健やかに乗り切るためにも、日々、食べることを楽しんでいただけるとよいですね。

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