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胆石症の原因と治療法について詳しく解説!胆石を予防するための食事とは?

胆石症の原因と治療法について詳しく解説!胆石を予防するための食事とは?

わが国の胆石患者は1000万人以上と言われており、60~70歳代に発症のピークがみられます。胆石症で最も多いコレステロール結石はコレステロールの過剰摂取が原因の1つであり、特に女性は注意が必要です。ここでは、胆石症の原因や治療法、食事療法などについて解説します。

胆石症とは?

胆のうは、みぞおちと右脇腹の間あたりにある、握りこぶし程度の大きさ臓器です。胆のうでは、肝臓で作られた胆汁という脂肪やたんぱく質を消化するために必要な消化液を保管しています。この胆汁が固まって石となった状態が胆石です。先進国では、成人の10%、高齢者の20%に胆石が存在しており、女性の方が男性よりも約2倍かかりやすいと言われています。

胆石患者の80%が無症状ですが、残りの患者では胆のう炎を起こしたり、胆道疝痛といってみぞおちの周囲や右側の肋骨あたりに激しい痛みが出たりすることもあります。結石が総胆管を詰まらせてしまうと、細菌が繁殖して血液とともに全身を循環することで敗血症という命に関わる合併症を引き起こしてしまうこともあります。

また、胆のうがんの患者の60%に胆石が見つかると言われています。現在のところがんと結石の因果関係は不明ですが、胆石がある場合は無症状であっても定期的に受診するようにしましょう。

胆石症の種類と症状は?

・胆のう結石
胆のうに結石ができる胆のう結石は、胆石症の中で最も多く、80%を占めると言われています。胆石が移動したときや、途中で詰まったときに痛みを感じることがあります。痛みは食後1~2時間程度でみぞおちの周囲や右脇腹、右肩、腰などにあらわれ、30分から1時間程度持続します。

・胆管結石
肝臓から十二指腸に胆汁を運ぶための器官である胆管にできる結石のことです。胆のう管が詰まると胆汁が流れ出なくなるため胆のうが腫れ、高熱が出ることがあります。また、総胆管に胆石が詰まると胆管炎や膵炎を引き起こします。

・肝内結石
肝臓内の胆汁が固まってできる結石で、頻度は稀です。胆石が胆管に移動すると症状を伴うことがありますが、肝臓内にある時は無症状であることがほとんどと言われています。

結石の種類と原因は?

・コレステロール結石
体内のコレステロールが過剰となったり、コレステロールを分解するための胆汁酸が減少した場合にコレステロールが結晶化してできます。結石の中で最も多く、全胆石の85%がコレステロール結石です。男性よりも女性に多いのは、女性ホルモンの影響で胆汁にコレステロールが排出されやすいためです。

・色素系結石
色素系結石にはビリルビンカルシウム結石と黒色石があります。ビリルビンカルシウム結石は、胆道系に細菌感染が起こり、細菌の酵素によって胆汁中に含まれるビリルビンが水に溶けにくい性質となり、カルシウムと結合することにより形成されると考えられています。細菌感染のほかにも、胆汁の流れが悪かったり、低脂肪の食事や炭水化物の摂り過ぎなど偏った食生活で胆汁酸の濃度が低下すると結石が生じやすくなります。

黒色石は血液の病気でビリルビンが増えたり、肝硬変や心臓の弁置換手術後などにみられることが多いです。しかし、なぜ結石ができるのか詳細は明らかにされていません。

・その他
まれな結石として、白色の炭酸カルシウム石や脂肪酸カルシウム石などがあります。

胆石症の治療法は?

自覚症状の無い胆石症の場合には、経過観察をすることがほとんどです。胆石が大きくなったり数が増えていたりしていないか、1年に1回程度検査をします。
症状がある場合には胆のう摘出術が適応となります。手術の方法には、開腹と腹腔鏡下がありますが、傷が小さくて入院期間も短い腹腔鏡下手術が一般的です。しかし、結石の大きさや胆のうの炎症程度によっては腹腔鏡下手術が行えないこともあります。また、上腹部の開腹手術をしたことがあったり、肝硬変がある場合などでは開腹手術が選択されます。

また、胆のうを温存する方法には薬物治療と体外衝撃波破砕療法があります。コレステロール結石で、大きさが1.5cm以下である場合には薬物療法が選択されます。0.5cm未満の結石であれば80%を6か月以内に溶解することができます。しかし、5年以内に50%が再発するとも言われており、より大きな結石では成功率は低くなります。
体外衝撃波破砕療法では特殊な装置で体外から衝撃波を照射して結石を砕く治療法です。手術とは異なり身体に傷は残りませんが、砕いた結石が胆管を通過する際にトラブルが起きたり、再発率が高い、という欠点があります。

胆石の合併症として胆のう炎や胆管炎があります。胆のうや胆管で胆石が詰まり、胆汁の流れがせき止められることで細菌に感染してしまうと、発熱や腹痛、時には命に関わることもあります。急性の胆のう炎では軽症では抗生剤を点滴して様子を見ますが、炎症が強い場合にはお腹に針を刺し、細菌感染した胆汁を抜く必要があります。また、胆のうの安静を図るため食事は絶食となります。急性の胆管炎では胆汁が肝臓に逆流し、細菌が血中へ移行するため、早期に治療を開始する必要があります。胆管炎は、胆のう炎よりも急性の経過を辿りやすく、症状が重篤化しやすいためです。胆のう炎同様絶食・抗菌薬の投与・補液などの基本的治療に加え、内視鏡で鼻から胆道まで管を留置させて胆汁を排出したり、ステントを留置して胆管を拡げる治療などが行われます。

これらの処置で症状が治まっても、胆のう炎、胆管炎の原因である結石を取り除かないと再発する可能性があるため、初期治療のあとに結石を除去する治療が行われます。

胆石症を予防する食事

・食事は3食規則正しく食べる
→食事の時間が不規則だと、胆汁を排泄する時間も不規則となり一時的に濃度が濃くなるため胆石が出来たり、元々ある胆石が大きくなったりする原因となります。

・早食いせずよく噛んで食べる
→食事の早食いは食べ過ぎの原因となります。食べ過ぎはコレステロール、脂肪分の過剰摂取や肥満に繋がるため、ゆっくりよく噛んで食べるようにしましょう。

・コレステロールや脂肪分を多く含む食品は控える
→コレステロールの過剰摂取はコレステロール結石を形成しやすくなるため、控えましょう。甘いものも血中の中性脂肪を上昇させてしまいます。

コレステロールが多い食品

食品 100gあたりの含有量(mg)
あんこうの肝 560
すじこ 510
いくら 480
うずらの卵 470
鶏卵 420
たらこ 410
鶏レバー 370
白子 360
うに 290
ししゃも 290
豚レバー 250
シュークリーム 250

・水溶性食物繊維を積極的に摂取する
→食物繊維には水溶性と不溶性があり、水溶性食物繊維にはコレステロールの吸収を抑制したり、コレステロールを含んだ胆汁の排泄を促す効果があります。

水溶性食物繊維が多い食品

食品 100gあたりの含有量(g)
エシャロット 9.1
ニンニク 3.7
ゴボウ 2.7
納豆 2.3
アボカド 1.7
オクラ 1.6
インゲン豆 1.5

・ビタミンCとEを積極的に摂取する
→ビタミンCとEには胆汁酸の排泄を促す働きがあります。一度に大量に摂取しても、余剰になった分は尿として排出されてしまうため、毎日摂取することが大切です。

ビタミンCが多い食品

食品 100gあたりの含有量(mg)
赤ピーマン 170
黄ピーマン 150
アセロラジュース 120
レモン 100
ピーマン 76
70
イチゴ 62

ビタミンEが多い食品

食品 100gあたりの含有量(mg)
煎茶の茶葉 64.9
アーモンド 29.4
抹茶(粉) 28.1
なたね油 15.2
モロヘイヤ 6.5
大根の葉 4.9
かぼちゃ 4.7

・飲酒を控える
→アルコールは胆汁の濃度を濃くしてしまう原因になるため控えましょう。

・刺激物を控える
→炭酸飲料や酸味が強い食品など胃を刺激するものは胆石発作の原因となるため、すでに胆石がある場合には控えた方が良いでしょう・

・こまめに水分補給をする
→水分不足は血中のコレステロール濃度や脂質が高くなり胆石を形成しやすくなるため、喉が渇いていなくともこまめに水分を補給するようにしましょう。

・肥満を予防する
→肥満は胆石の危険因子です。食べ過ぎ、飲み過ぎに気を付けるだけでなく、適度な運動を行いましょう。無理な食事制限は栄養不足を招くだけでなく、胆汁が胆のうに留まる時間が長くなるため胆石を形成するリスクが高くなります。規則正しく、栄養バランスが良い食事を心がけましょう。

胆石症のまとめ

胆石の中で最も多いコレステロール結石を予防するにはコレステロールや脂肪分を控え、規則正しくバランス良く食べることが大切です。健康な身体は毎日の食事から作られます。「まごころ弁当」では前日までのご注文で、自宅に栄養士が献立を考えたお弁当を届けることが可能です。一般の高齢者に向けたお弁当だけではなく、コレステロールや脂肪分に配慮したカロリー調整食、塩分制限食など一人ひとりに合わせた様々な種類のお弁当が用意されています。今なら2食まで無料で試すことができます。この機会に是非無料試食サービスをお試しください。

参考:MSDマニュアル 胆石症
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/プロフェッショナル/02-肝胆道疾患/胆嚢および胆管疾患/胆石症

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