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高齢者に多い頻尿について詳しく解説!

高齢者に多い頻尿について詳しく解説!

昔と比べてトイレの回数が増えてはいませんか?日中の頻尿は外出が億劫になり、家に引きこもりがちになるなど社会生活に支障をきたすこともあります。また、夜間の頻尿は睡眠の質が下がるだけではなく、転倒してしまう危険性もあります。ここでは、高齢者に多い頻尿の原因や治療法、対策方法などについて詳しく解説します。

頻尿とは?正常尿の回数は?

通常尿の回数は1日に約5~6回程度ですが、日中8回以上トイレに行く、夜間2回以上トイレに起きるという状態になると頻尿が疑われます。日中の頻尿は外出先でもトイレのことが不安で遠出できなくなってしまったり、近くの買い物ですら億劫になり家に引きこもりがちになるなど社会生活に支障をきたしてしまうこともあります。また、夜間にトイレに何回も通うようになると、眠気が残った状態でふらふらと歩行して転倒してしまったり、睡眠が妨げられるため日中ぼーっとしてすっきりしない、など生活の質に影響を及ぼすこともあります。頻尿の原因は様々ですが、高齢者では加齢により膀胱が衰えたり、ホルモンのバランスが乱れることが原因となることがあります。

男性では前立腺肥大による影響によることも多いです。また、糖尿病や心臓病などでも頻尿が症状としてあらわれることがあります。頻尿は歳のせい、と放っておかずに早めに病院を受診しましょう。

頻尿の原因は?

過活動膀胱

過活動膀胱とは、膀胱に尿があまり溜まっていないのにも関わらず、頻繁に尿意を感じてしまうことです。通常の膀胱では尿は500ml程度溜めることができ、個人差はありますが200~250ml程度で初めて尿意を感じますが、過活動膀胱の場合はそれよりも早く尿意を感じてしまうため、1回の排尿量が少ないのに何回もトイレに行くことになります。

過活動膀胱の原因は、加齢により排尿をコントロールする自律神経が乱れたり、脳梗塞やパーキンソン病などといった脳の病気、男性では前立腺肥大症、女性では骨盤底筋群の筋力の低下や女性ホルモンのバランスが乱れることなどですが、実際には様々な原因が絡み合っており1つに絞れないこともあります。有病率は40代以上の男女で800万人以上と言われており、男性では60代、女性では70代以降に多くみられます。

<過活動膀胱の原因>
(1)神経因性
脳血管障害、パーキンソン病、多系統萎縮症、認知症など脳の障害や、脊髄損傷、多発性硬化症などの脊髄の障害

(2)非神経因性
前立腺肥大などの下部尿路の閉塞や加齢による神経伝達や膀胱平滑筋の衰え、骨盤底筋の脆弱化など

<過活動膀胱チェック>
この1週間のあなたの状態に近いものを選んでください。

質問 症状 点数 頻度
1 朝起きてから寝るまでの間に何回尿をしましたか? 0 7回以下
8~14回
2 15回以上
2 夜寝てから朝起きるまでの間に尿をするために何回起きましたか? 0 0回
1 1回
2 2回
3 3回以上
3 急に尿がしたくなり、我慢が難しいことはありましたか? 0 なし
1 週に1回以下
2 週に1回以上
3 1日1回
4 1日2~4回
5 1日5回以上
4 急に尿がしたくなり、我慢できず漏らすことはありましたか? 0 なし
1 週に1回以下
2 週に1回以上
3 1日1回
4 1日2~4回
5 1日5回以上

点数が3点以上、もしくは質問3が2点以上の場合は過活動膀胱の疑いがあります。

5点以下→軽症
6~11点→中等症
12点以上→重症

このチェックシートはあくまでも目安とし、自己判断せずに病院を受診して医師に相談しましょう。

膀胱炎

膀胱に細菌が感染したことによって生じます。頻尿の他に排尿時の痛みや違和感、時には血尿となることもあります。

糖尿病

インスリンが不足して血中の血糖値が下がりにくくなる病気です。血糖値が高い状態が続くと、異常に喉が渇き過剰に水分を摂取するため、尿の量が増えて頻尿となることがあります。

尿崩症

体内の水分を調整するホルモンのバランスが乱れる病気で、身体の中の必要な水分まで尿として排出してしまいます。失った水分を補おうとする身体の働きで喉が渇くため、多量に水分を摂取してさらに尿量が増えるといった状態に陥りやすくなります。

子宮筋腫

膀胱や尿管を大きくなった子宮筋腫によって圧迫されると、頻尿になることがあります。また、膀胱がんでも部位や大きさによっては膀胱を圧迫するため頻尿の症状がみられることがあります。

心不全

弱った心臓が体内の水分量を尿として排出させることで負担を減らそう抗利尿ホルモンを分泌させなくするため、尿量が増え頻尿となります。昼間立って過ごしている間足に溜まった血液が、夜横になった時に心臓に戻ってくることで心臓の負担が増えます。そのため、夜だけ頻尿、という症状がみられます。

頻尿の治療法は?

頻尿の治療は、原因によって異なります。まずは問診や検査をして頻尿の原因を突き止めます。原因が分かれば、薬による治療や、骨盤底筋体操、膀胱訓練などの運動療法を指導されることもあります。頻尿の裏には、ほかの病気が隠れていることもあるため、恥ずかしがらずに泌尿器科を受診し、自分の頻尿の原因を調べてみましょう。

膀胱訓練とは?

膀胱に尿を溜める訓練のことで、膀胱の機能を元に戻すために行います。膀胱に尿を溜めるには、尿意を我慢する訓練を短時間から始めます。

①尿意を感じたら5分程度トイレに行くのを我慢します。まずは1週間続けてみましょう。尿意を感じる度ではなく、日中だけなど時間や回数を決めて行っても良いです。

②5分我慢できるようになったら、10分、15分と我慢する時間を長くしていきます。
排尿の間隔が2~3時間、もしくは3~4時間程度となるように訓練を続けましょう。

トイレの回数や行った時間を記録する排尿日誌を活用することで、自分の排尿の傾向が分かりやすく、受診時にも役立ちます。トイレに行く回数が多い時間帯に訓練を行う、など対策を講じることもでき、訓練の成果も分かるので、モチベーションの維持にも繋がります。

頻尿を改善するための対策

・お腹を締め付ける服装は避ける
→きついサイズの衣服や下着、タイツ、ガードルなどお腹を締め付ける服装は常に腹圧がかかった状態となるため頻尿を招きやすくなります。ベルトもゆるめに締めるようにしましょう。

・下腹部を冷やさない
冷えは体温を上げようとする自律神経の働きで膀胱の収縮を促すため尿意を催しやすくします。暖かい服装をして身体を冷やさないようにしましょう。寒い時は下腹部にカイロを貼るのも効果的です。

・ストレスを溜めない
緊張やストレスは膀胱に尿が溜まっていないのに尿意を感じる原因となります。ストレスを溜め込まず自分に合った方法で発散させることが大切です。

・外出時にトイレの位置を確認する
急に尿意を催したらどうしよう、という不安が尿意切迫感に繋がることもあるため、外出時には事前にトイレの位置を確認しておきましょう。

・骨盤底筋を鍛える
骨盤底筋は特に女性が緩みやすい筋肉ですが、男性でも緩むことがあります。骨盤底筋が緩んでしまうと頻尿や尿漏れをしやすくなります。一度緩んでしまっても、骨盤底筋を鍛えることで頻尿が改善する場合があります。

<骨盤底筋体操>
女性は膣を、男性は肛門を締めたり、緩めたりすることを繰り返して骨盤底筋を鍛えます。膣・肛門は押し出すのではなく、中に引き入れるイメージで締めます。

①仰向けになった状態で5秒かけてゆっくりと膣・肛門を締めていき、緩めます。この運動を1日20回行います。
②膣・肛門を締め、すぐに緩める運動を繰り返し早く行います。同様にこの運動も1日20回行います。

慣れてきたら、立ったまま行ってみたり、膣・肛門を締める時間を長くしてみましょう。この体操は毎日行うことが大切です。

頻尿を改善する食事療法は?

・尿意を催す食品は避ける
→唐辛子やわさびなどの香辛料やレモン、グレープフルーツ、酢の物といった酸味の強い食品は膀胱の粘膜に刺激を与えます。また、チーズやチョコレートに含まれるチラミン、納豆に含まれるチロシン、うま味調味料に含まれるグルタミン酸なども膀胱を刺激して尿意を催すことがあります。しかしながら、尿意を催すかどうかは食べ物によって個人差があります。摂取したあとに尿意を感じるようであれば、控えるようにしましょう。実際に食べてみて問題なければ控える必要はありません。

・塩辛い味付けは避ける
→塩気が強い食品は喉が渇くため水分の摂取量が過剰となります。水分を摂りすぎると当然トイレに行く回数も増えるため、食事は薄味にして水分を飲みすぎないようにしましょう。だからといって水分を控えすぎてもいけません。身体にとって必要な水分量が不足すると尿の成分が濃縮されて膀胱を刺激するため、尿意を催しやすくなります。特別な水分制限が無い場合には1日1,5~2L程度を目安としてこまめに水分を摂るようにしましょう。

・カフェイン入りの飲み物は避ける
→カフェインには利尿作用があります。頻尿気味の人は、カフェインが多く含まれるお茶やコーヒー、エナジードリンクなどは控えるようにしましょう。

・飲酒をしない
→アルコールにも利尿作用があります。また、お酒を飲むと喉が渇くため飲酒量が増え、尿量が増加します。寝る前にお酒を飲むことは夜間頻尿の原因にもなるため、飲酒は控えるようにしましょう。

頻尿についてまとめ

自宅の内外、昼夜問わず何度もトイレに行きたくなってしまう頻尿は、生活の質に大きな影響を及ぼします。特に高齢者の場合、尿意切迫感による焦りや夜間のおぼつかない歩行のせいで転倒するおそれもあり非常に危険です。また、頻尿は本人だけではなく、介護者にとっても身体的・精神的負担が大きくなります。医師による治療の他にも自宅でできる運動や食事療法を取り入れていきましょう。

また、介護負担の軽減には宅配弁当がおすすめです。高齢者向け配食サービス「まごころ弁当」では、栄養士が献立を考えたお弁当を手軽に味わうことができ、今なら無料試食サービスで2食まで試すことができます。この機会に是非お試しください。

参考:日本泌尿器科学会
https://www.urol.or.jp/public/symptom/02.html

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