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結膜母斑について|白目にしみができる原因とは?

作成日:2021年7月19日

結膜母斑について|白目にしみができる原因とは?

実は肌だけではなく、白目の部分にもしみができるということをご存じですか?ほくろのように見えていても、だんだん広がると白目が茶色く濁って見えることも。また、白目のしみだと思っていたのに、実はがんだった、ということもあるのです。ここでは、結膜母斑やその治療法などについて解説します。

なぜ目の中にしみができるの?

白目に出来るしみの多くは結膜母斑(けつまくぼはん)という良性のメラニン細胞性腫瘍です。白目(眼球結膜)の一部に茶色や黒の色素沈着がみられます。遺伝で生まれつきある方もいますが、後から出てきた場合には肌同様に老化や紫外線、物理的な刺激などが原因です。結膜母斑は実は、珍しい症状ではなく多くの人の目の中にあると言われています。結膜母斑はそのままにしておいても症状や見え方に変化は起きません。しかし、年齢とともに色が濃くなったり、大きくなると見た目の印象を変えてしまうため、治療を希望される方もいます。

目のしみがガンになることもある?

まれですが、結膜母斑が悪性黒色腫に転化することがあります。悪性黒色腫は、メラノーマとも呼ばれる皮膚がんの一種で、色素を作る細胞であるメラノサイトが悪性化することで起こります。日本人では年間10万人に2、3人が発症する病気です。結膜母斑と初期病変が似ているため見分けるのが難しいと言われています。また、約30%が転移し、命に関わることもあります。珍しいがんではありますが、結膜母斑が徐々に大きくなったり濃くなったりしてくる場合には、眼科を受診し医師に相談するのがよいでしょう。

結膜母斑の治療法は?

整容的に気になる場合には、眼科で除去することができます。かつては切除するしかなかったのですが、現在では「レーザー治療」が一般的な治療方法です。痛みはほとんどなく、数分で治療できます。ただし、整容目的の場合には治療費は保険適用ではなく自己負担となります。また、体質等によっては再発することもあります。

結膜母斑の予防方法は?

1.紫外線から目を守る
結膜母斑は、紫外線の影響で白目の上のメラニン細胞が活性化することが原因で発生するため、紫外線から目を守ることが大切です。紫外線の量は3月から増え、4~9月にピークを迎えます。しかし、10~2月にも紫外線は降り注いでおり、ゼロではありません。そのため、外出時はサングラスをかけて目を保護するようにしましょう。

また、太陽が高く昇るとサングラスの隙間から紫外線が目に入ってしまうため、つばのある帽子を併用して紫外線を防御すると良いでしょう。目に影ができるように帽子を深くかぶることで、紫外線のカット率は20%から50%にアップします。普段から眼鏡をかけている人は、レンズに紫外線カット効果があるものを選ぶのがおすすめです。晴れの日だけでなく、曇りの日も紫外線量は多いため要注意です。紫外線はガラスも通過するため、車の中などでも安心せずに常日頃から気をつけましょう。

2.目を強くこすらない
白目(結膜)は、目をこするだけでも傷つきやすく、物理的刺激を受けたことで結膜母斑に変わることもあると言われています。花粉症やそのほかのアレルギー、目の乾燥はかゆみの原因となるため、点眼薬を適切に使用しましょう。かゆみを落ち着かせるには目をホットタオルで温めます。冷やす方が効果的のように思うかもしれませんが、目を冷やしすぎると目の水分を保持する役割を持つムチンなどの成分の分泌が滞ってしまいます。

白目の色が変化する原因はほかにも!

スマートフォンやパソコン等の液晶画面から出るブルーライトは紫外線に匹敵する刺激性があると言われており、長時間使用すると白目が黄ばむことがあります。また、喫煙、膵臓や肝臓、胆のう系などの病気によっても白目が黄色くなることがあります。膵臓や肝臓、胆のう系の病気の場合には「黄疸」といって、ビリルビンという黄色い色素が異常に増えてしまうことでも白目が黄色くなります。

ほかにも、瞼裂斑という目の病気によっても黒目の両端の白目の部分が黄色くなったり、黄色く盛り上がったりします。瞼裂斑も結膜母斑同様に、老化や紫外線、物理的刺激が原因で生じますが、ハードコンタクトレンズを長期間使っている方に多く、50歳を超えた方によく見られます。炎症を伴うと充血したり痛みを伴うこともあり点眼薬等で治療します。また、瞼裂斑は体が糖化することによっても起こると考えられています。

糖化とは、身体の中で余分な糖とタンパク質が結合して、タンパク質が劣化してしまい、劣化したタンパク質によってAGEs(エージーイー)という物質が産生される反応のことです。余分な糖は、体温の熱によってタンパク質と異常な結びつきをしてしまい変性させてしまうことから、糖化は「身体のコゲ」とも言われます。AGEsは、体内に蓄積すると、肌や髪、骨や血管など全身の老化を進行させるため、加齢による正常な老化に、糖化による異常な老化が加わることで実年齢以上に老化が進行してしまうのです。

瞼裂斑の場合、変色している部分にAGEsが多く溜まっていることが分かっていますが、なぜその部分だけに溜まってしまうのか、ということはまだ解明されていません。糖化は瞼裂斑のほかにも、水晶体が濁ってしまう「白内障」や目の中心にある黄斑が変化する「加齢黄斑変性症」などの目の病気の原因となります。

糖化を予防するためには?

糖化を予防するためには、結膜母斑同様に「紫外線から目を守ること」が重要です。また、AGEsは体内で作られるだけでなく、食品から摂取することでも体内に蓄積されます。食品から摂取したAGEsの多くは体外に排出されますが、約7%は体内に残り、糖化を促進する原因となります。

糖化を防ぐためには抗酸化作用を持つ成分を摂取して、活性酸素の生成を抑制しましょう。活性酸素は本来細胞伝達物質や免疫機能として働く一方で、過剰に産生されると細胞を障害し生活習慣病などの様々な疾患をもたらす要因となります。

本来、人間の身体には活性酸素の働きを抑制したり、損傷した細胞を修復する力が備わっていますが、不規則な生活や栄養バランスの悪い食事を続けること等によって活性酸素の働きを抑制する機能の働きが悪くなります。したがって日頃からバランスのとれた食事や適度な運動習慣、十分な睡眠により抗酸化防御機能を良好に保つことが重要です。ビタミンCやビタミンE、カロテノイド類、カテキン類など、抗酸化作用のある食品を積極的に摂取することも有効です。

<抗酸化作用のある栄養素>

・カロテノイド(キサントフィル)
→ルテインやゼアキサンチン、アスタキサンチンといったカロテノイドという赤や黄色い色素には紫外線から目を守る効果があります。ルテインはパセリやほうれん草、ブロッコリーなどに多く、ゼアキサンチンはパプリカや柿、とうもろこしなどに多く含まれているため、緑黄色野菜を使ったサラダを毎日食べるようにすると良いでしょう。アスタキサンチンは鮭やいくら、エビやカニに多く含まれています。

・ビタミン群
→ビタミンCやビタミンEには抗酸化作用があり酸化ストレスから水晶体を守る効果があります。ビタミンCは赤ピーマンやブロッコリー、いちごやジャガイモに多く、ビタミンEはアーモンドやモロヘイヤ、木綿豆腐に多く含まれています。ビタミンCとビタミンEは一緒に摂ることで相乗効果があります。また、ビタミンCは多量に摂っても余剰になった分は尿として排出されてしまうため、毎日摂取することが大切です。

・オメガ3脂肪酸
→亜麻仁油、えごま油、クルミなどの植物系とサバやサンマ、アジなどの魚系があります。オメガ3脂肪酸は熱すると酸化しやすいため、植物系油脂はドレッシングにして摂取するのがおすすめです。また、高温圧搾された油よりも低音圧搾された油の方がオメガ3脂肪酸は豊富に含まれています。一度蓋を開けた油は冷蔵庫で保管すると良いでしょう。魚は表面は酸化しても内部までは酸化しないため、焼き魚にしても問題はありません。煮魚ならほとんど酸化しないため、より多くのオメガ脂肪酸を摂取することができます。

・アントシアニン
→目に良いことで有名なアントシアニンは抗酸化作用を持つ青や紫色の色素のことです。水晶体に凝集するたんぱく質を抑制する効果があるため、白内障予防にも効果があります。アントシアニンはブルーベリーやぶどう、赤キャベツや茄子などに多く含まれています。

・ミネラル
→亜鉛やセレンといったミネラルは抗酸化物質と一緒に摂ることで抗酸化作用を高める効果があります。亜鉛やセレンは魚介類や肉類、海藻などに多く含まれますが、主食、主菜、副菜を揃えて毎食バランスの良い食事を摂って身体に必要な栄養素を補うことが大切です。

結膜母斑に関するまとめ

目元は第一印象で目のしみは化粧でカバーすることもできないため、気になる方は眼科で相談してみましょう。コンプレックスを解消すると、自分の自信を取り戻すことにも繫がります。また、マスクの着用が当たり前になったご時世ですから、第一印象は目元で決まると言っても過言ではありません。目元が綺麗で、白目の部分に透明感があると若々しく見えます。美しい目元を作るためには毎日の食事が大切です。日頃から栄養バランスの良い食事を心がけましょう。

毎日栄養バランスの良い食事を作るのは大変、という方は配食サービスを利用してみてはいかがでしょうか。配食サービスを利用することで、人との接触を減らしながら手軽に栄養バランスの良い食事を食べることができます。「まごころ弁当」では前日までのご注文で、自宅に栄養士が献立を考えたお弁当を届けます。安心安全な食材を使い旬のものを取り入れた飽きの来ないメニューでありながら、手頃なお値段であることが魅力です。

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この記事の作成者:A.N(看護師)
この記事の提供元:シルバーライフ

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