仕出し弁当とは?混合しやすい4つのワードとの違いを具体的に解説

会議用の食事や、法事の集まりで、仕出し弁当を利用される方が増えています。
しかし、仕出し弁当のほかにも、ケータリングやデリバリーなどもよく聞く言葉で、どれを選べばよいのか迷ってしまいますよね。
本記事では、仕出し弁当とは何か、どのように選ぶのがよいのか具体的に解説します。
これから行われるイベントに最適な仕出し弁当を見つけ出し、お客様が満足していただけるイベントが開催できるとよいですね。
目次
仕出し弁当とは
仕出し弁当とは、お客様の注文を受けてから料理を作って会場まで届ける弁当のことです。
出前との明確な違いはありませんが、一般的に出前はその場で注文してすぐに調理してもらうことを指し、仕出し弁当は予約に基づいて冠婚葬祭などフォーマルな場で提供する弁当を指します。
似たような概念として、「宅配弁当」「ケータリング」「オードブル」「デリバリー」などの言葉を聞いたことがある方も多いと思いますので、それらとの違いを以下で説明していきます。
宅配弁当との違い
仕出し弁当と宅配弁当との違いは、容器が回収されるかどうかと料理のジャンルです。
それぞれについて以下で説明します。
容器の回収があるかどうか
仕出し弁当は料理店の食器に入った状態で配達されるので、食べ終わった後に食器が回収されます。
宅配弁当は使い捨てのパックに入っているのが一般的なので、容器の回収はありません。
料理のジャンル
仕出し弁当は日本で昔からおこなわれているサービスということもあり、懐石料理やお寿司などの和食がよく選ばれます。
宅配弁当は和洋中などのジャンルを問いません。
ケータリングとの違い
仕出し弁当とケータリングとの違いを2点説明します。
調理する場所
仕出し弁当は自分たちが注文した料理店で調理してもらいます。
ケータリングでは自分たちが指定した場所で店の人が調理をおこないます。
現地での調理を依頼することもできるので、温かい料理をすぐに食べることができます。
配膳・セッティングまでおこなってもらえるか
仕出し弁当は配達するところまでのサービスなので、配膳は自分たちでおこなう必要があります。
ケータリングでは配膳はもちろん、会場のセッティングや片付けまでおこなってくれます。そのため、ケータリングは式典などの大人数で会場を貸し切って開催されるときに利用されます。
オードブルとの違い
仕出し弁当とオードブルの違いは、以下のとおりです。
・仕出し弁当は、配達される弁当というサービス名を指す
・オードブルは、前菜という料理の位置付けを指す
そもそもオードブルとはメイン料理の前に出される前菜のことです。
ケータリングでオードブルが出されることが多いので、「ケータリング」と「オードブル」を同じ意味だと捉えてしまう人が増えてきたのでしょう。
デリバリーとの違い
仕出し弁当とデリバリーとの違いを2点に分けて解説します。
容器の回収があるかどうか
仕出し弁当は先ほど述べた通り、食べ終わった後に容器が回収されます。
デリバリーは使い捨てのパックに入っているのが一般的なので容器の回収はありません。
営業時間外でも届けてくれるか
仕出し弁当は、冠婚葬祭に利用されることが多く、あらかじめ予約しておけば営業時間外でも対応してくれる場合が多いです。
それに対して、デリバリーは基本的にお店の営業時間内でしかサービスを受け付けておりません。
仕出し弁当を利用するメリット
仕出し弁当とはどういうものかが大まかに分かっていただけたと思います。続いては、仕出し弁当のメリットについて解説します。
配達してくれる
仕出し弁当はご自宅・会場まで出来上がった料理を配達してくれるので、作ったり外出したりする必要がありません。献立を考えたり片付けをしたりする手間も省けます。
日々忙しい人や、外出が大変な方にとって、電話一本で注文できる仕出し弁当は、生活をより便利にしてくれます。
栄養バランスがよい
仕出し弁当は、専門の栄養士が栄養バランスを考えて作っているので、コンビニ弁当やインスタント食品に比べてバランスのとれた食事が可能です。栄養バランスをよくするのはもちろん、カロリーや塩分をおさえて添加物もできるだけ使わないようにしています。
また、コンビニ弁当などに比べてうす味であっさりした味つけが多いのも仕出し弁当の特徴です。一人暮らしをしている人は簡単なコンビニ弁当などで済ませてしまう人が多いですが、手間もかからず栄養バランスのよい仕出し弁当をおすすめします。
高齢者向けの場合、見守りを兼ねられる
仕出し弁当は料理の配達と容器の回収を配達員と直接会っておこなうので、一人暮らしの高齢者の見守りを兼ねられます。
そのため、万が一の事態があっても、早いタイミングで状況の対応ができるようになります。
仕出し弁当を選ぶポイント
実際に注文するとき、どの店の仕出し弁当を注文すればよいか迷ってしまう方も多いでしょう。何を基準に店を決めればよいか、ポイントを解説するので、ぜひ参考にしてください。
配送エリアに含まれているか
まずは、会場が配送エリアに含まれていることを確認しましょう。
会場に近いところから探すことをおすすめします。
注文しやすいか
弁当を大人数でたくさん注文するとなると、集金が大変になります。団体の場合は、個人から注文できるのか団体でまとめて注文しなければいけないのかを選べる方が便利です。
また、配送を頼む際は「10個以上から受付」などの個数制限がつく場合がありますので、あらかじめ確認しておきましょう。
メニュー変更ができるか
一品だけ嫌いな料理があったり、アレルギーの食材が含まれていたりするときにメニュー変更の融通がきくかどうかを確かめておきましょう。
キャンセルや変更はいつまで受け付けてくれるか
直前の人数変更が考えられる場合には、対応してくれるところが便利です。
何日前まで変更が可能かを確認して、弁当が足りなくなったり余して捨ててしまったりということのないようにしましょう。
安心できる食材を使っているか
食材の安全性が気になる方には、食品添加物について方針を明確にしていたり、食の安全に取り組んでいたりするところが望ましいです。
また、アレルギー項目を表示しているとなおよいです。
仕出し弁当のお弁当の種類
仕出し弁当の代表として「幕の内弁当」や「松花堂(しょうかどう)弁当」があります。
それぞれについて簡単にご説明しますので、お弁当を選ぶ際にぜひ参考にしてください。
(出典:photo AC)
幕の内弁当は、上の画像のようにたくさんの品種のおかずを区切られた弁当箱に詰め合わせたお弁当です。
江戸時代に芝居の休憩時間である幕間(まくあい)に食べられていたのが由来とされています。本膳料理の流れを汲んだ料理です。
(出典:photo AC)
松花堂弁当は、上の画像のように十字形の仕切りがある容器を用いた弁当で、それぞれのおかずは小鉢に入っていることが多いです。
昭和初期に「松花堂」という茶室で、江戸時代に絵の具箱として使われていた容器に入れて懐石の弁当が出されたことが由来とされています。懐石料理の流れを汲んだ料理です。
会議で利用したい方におすすめのお弁当
会議で利用したい方向けの弁当では、食事をしながら話しやすいように、おかずがすぐに噛み切れるものや一口大に切られているものが好まれます。
大企業の重役をもてなすために3,000円以上する少々高めの弁当を選ぶときもあります。
そこまで高くなくても季節に合った旬の食材が使われていれば、ありあわせの弁当という印象を与えることもなく、おもてなしの心が伝わりやすいです。
冠婚葬祭などで豪華にしたい方におすすめのお弁当
冠婚葬祭などで豪華にしたい方向けの仕出し弁当は、おめでたい席と法事・法要で多少異なります。
お祝いの席では彩りがよく見た目もパッと明るいものを用意し、しめやかな席では和食が一般的で故人が好きだったおかずを入れることが多いです。
冠婚葬祭では主催者はさまざまな対応に追われることが多くなるため、主催者の負担を減らすためにも仕出し弁当を利用するとよいでしょう。
高齢者の方が多いときにおすすめのお弁当
高齢者向けの仕出し弁当では、固すぎるのはよくないですが、そしゃく機能の低下を防ぐためにある程度食感が残ったものをおすすめします。
高齢者は味覚低下があることを考慮して、薄味にならないようにだし汁をきかせているお弁当が望ましいでしょう。
まとめ
仕出し弁当とは、注文を受けてから料理を作り会場まで届ける弁当のことです。
時間と手間が省け、栄養バランスもよいのがメリットとしてあげられます。
高齢者の方に向けて、仕出し弁当をご検討されている方には、まごころ弁当の宅配サービスがおすすめです。「カロリー調整食」「ムース食」など、高齢者に合わせた種類・味付けのお弁当を用意しております。
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