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食事介助の注意点とは丨実際に活用できる食事介助マニュアルまで紹介

高齢化が進むにつれ、高齢のご家族の介護をする方が増えてきています。そんな中、食事介助を自己流で行っているものの、正しいやり方やどのような点に注意すべきかがわからないという方も多いのではないでしょうか。

この記事では、食事介助の注意点をわかりやすく丁寧に解説していきます。具体的なマニュアルも紹介しているので、この記事を参考に食事介助の方法を学び、楽しく快適な食事時間を作りましょう。

高齢者の食事介助とは

ご高齢の方の食事介助とは、ひとりで食事をする力が衰えた方のために、食事のサポートを行うことです。食事中の介助だけでなく、食後の口腔ケアなど全体に渡ってサポートすることで、ご高齢の方の食事環境を改善します。

高齢者の食事の特徴

ご高齢の方は、加齢によって全身の筋肉が衰えてきます。運動不足により食欲が低下し食事量が少なくなると、体に必要な栄養素が不足しがちです。特に下記の栄養素は不足することが多いため、積極的に摂取することを心がけましょう。

・たんぱく質(卵、肉類、魚、豆類など)
・カルシウム(牛乳、豆腐、チーズ、バター、しらす干し、豆乳など)
・鉄(レバー、ほうれん草、かつお、枝豆、パセリ、かき、あんず、あさり、春菊、海藻など)
・亜鉛(牡蠣、牛肉、米、納豆、豚レバー、切り干し大根など)
・ビタミンB6(レバー、卵、緑黄色野菜、魚など)
・ビタミンB12(レバー、卵、魚、肉類、しじみなど)
・食物繊維(キャベツ、玄米、ごぼう、れんこん、大豆、かんきつ類、きのこ類など)

不足しがちな栄養素は、食事によって摂るのが基本です。上記の食品を毎日のメニューに含むことで、効率的に栄養素を摂取することができます。

高齢者が食事する前に準備すべき点

ここでは、ご高齢の方が食事をする前に準備すべき点について解説します。

食事前に声をかける

食事介助の前に、食事の時間であることをしっかりと伝えましょう。食事前に声をかけることで、食事に集中してもらうことが可能になります。また、食事の直前まで寝ているケースもあるため、しっかりと目を覚ましてもらうことで誤嚥の防止にもつながります。

排泄を済ませる

食事の前には、排泄を済ませておくことも大切です。食事中にトイレに立つことで集中が途切れ、食事が進まなくなる恐れがあります。すっきりとした状態で気持ちよく食事を始めるためにも、事前にトイレは済ませておきましょう。

正しい姿勢をとる

姿勢について気をつけるポイントについて、椅子(車椅子)で食事を行う場合とベッドで食事を行う場合に分けて説明します。

h4:椅子(車椅子)の場合

・足を床にしっかりとつけてもらう
・前かがみになるように顎を引いてもらう
・臀部や背部にクッションを入れ、食事の姿勢を安定させる

h4:ベッドの場合

・リラックスできるように背もたれの角度を変える
・前かがみになるように顎を引いてもらう
・ひざ下にクッションを入れ、食事の姿勢を安定させる

食事のための環境を整える

食事介助では、ご高齢の方が食事に集中できる環境をつくることが大切です。テレビなど、気が散るものは食事を始める前に消しておくことがおすすめです。とはいえ、音が全くない環境はかえって緊張してしまうため、あまりに静かな場合にはBGMをかけるのもよいでしょう。

口腔内を清潔にする

口腔内が汚れていると、食物と一緒に雑菌が体内に入り、誤嚥性肺炎を起こす危険があります。食事前に歯磨きやうがいなどで口の中を清潔にしましょう。また、口の中を綺麗にしておくことで唾液の分泌が促進され、食べ物を飲み込みやすくなります。

献立を説明する

献立を説明することで、今から口にする食べ物をご高齢の方に知らせ、安心感をもって食事をしてもらうことができます。「これは〇〇さんの好きなエビフライですよ」などと声をかけることで、食欲増進にもつながります。

食事の前に水分補給

食事の前に水分補給をすることで、口腔内がうるおい、食べ物を飲み込みやすくなります。口の中が乾いていると食べ物が飲み込みにくいことに加え、雑菌が繁殖しやすくなり衛生的にもよくありません。

食事中における介助の注意点

ここでは、食事中における介助の注意点を解説します。

介助者が隣に座る

介助する方の斜め前に座り、同じ目線で介助を行うようにしてください。正面に座ってしまうと威圧感を与えることに加え、食べ物を飲み込んだかどうかの確認が難しくなります。また、目線を同じにすることで適度に顎が引かれ、食べ物を飲み込みやすくなります。

水分が多いものから与える

食事の際は、汁物など水分量が多い料理から与えていくことがポイントです。水分の多い料理は食べやすいため、食事をはじめる際にウォーミングアップの効果が期待できます。また、胃酸の分泌を促進する効果もあります。

嚥下できる適量を下からはこぶ

嚥下しやすい適量を下から運んであげることで、誤嚥リスクを減らすことができます。介助する方の顎を上に向かせないように、口元の下付近にスプーンを運びましょう。

のどの動きも見て、飲み込んだことを確認する

介助する方が飲み込んだことを確認してから、次の食事を運んでください。次々と食事を運ばれると急かされているように感じ、食欲減退につながる可能性があります。介護者ではなく、介助する方のペースに合わせることを心がけましょう。

主食・副菜・水分を交互に与える

同じものばかりだと飽きやすくなるため、主食・副菜・水分をバランスよく交互に与えるようにしましょう。また、適度に水分を補給することで、口腔内が潤って嚥下しやすくなり、誤嚥リスクを減らせます。

食事を急かさない

ご高齢の方は全身の筋力が衰えているので、何をするにも時間がかかりがちです。食事のスピードも遅めになりますが、急かさないようにしましょう。無理に食事を進めると、誤嚥リスクが高まるだけではなく、食事自体を楽しむことができなくなってしまいます。

食後における介助の注意点

食事介助は、食後のケアも重要なポイントです。ここでは、食後における食事介助の注意点を解説します。

食事の摂取量を確認

食事の摂取量は、ご高齢の方の健康状態を把握するうえで大切です。継続的にチェックすることで、摂取量に変化があった際に気付きやすくなります。摂取量が著しく変化した際は疾病の可能性もあるため、担当の看護師や栄養士と相談してください。

必要な場合は服薬介助する

薬を処方していると、食後の服薬介助が必要な場合もあります。特に知的機能が低下している場合は、医師の指示通りに服用することが困難になるので、サポートが必要となります。薬の管理には「お薬手帳」や「お薬カレンダー」を利用することがおすすめです。

口腔ケアをする

食事が終わったら、歯磨きやうがいなどの口腔ケアをしてください。口腔内を清潔にすることで雑菌の繁殖を防ぎ、口内炎などのトラブルを防止できます。

食事介助のマニュアル

ここでは、食事介助のマニュアルを3つ紹介します。食事介助の手順や注意点が詳細に説明されているので、ぜひ参考にしてみてください。

香川県摂食 ・嚥下障害研究会の食事介助マニュアル

香川県摂食・嚥下障害研究会は、イラストを豊富に用いて食事介助のポイントをわかりやすく解説しています。食品ごとの加工方法・注意点など実践的な内容も多く、すぐに実際の食事介助に活かすことができます。

また、嚥下障害についてメカニズムから治療方法まで詳細に説明しているため、嚥下障害をお持ちの方の食事介助には特におすすめのマニュアルです。

詳細はこちらをご覧ください。
香川県摂食 ・嚥下障害研究会 嚥下障害ってなあ~に?

日本介護支援専門員協会の食事介助マニュアル

日本介護支援専門員協会は、医療連携が必要な状態について食事前、食事中、食事後など状況別にチェックリストを設けています。在宅看護をしている場合、医療連携が必要な状態を正確に見極めることが重要となります。チェックリストと照らし合わせる形で、ご高齢の方の状態を把握するために使用することがおすすめです。

詳細はこちらをご覧ください。
日本介護支援専門員協会 6章 食べる 口腔衛生食事摂取

市立砺波総合病院の食事介助マニュアル

市立砺波総合病院では、安全に食事介助するための工夫や注意点をまとめています。服薬介助や義歯の利用まで、幅広い介助技術を紹介しています。介助が必要か判断するポイントについても説明されているので、食事介助が必要か迷った際には参考にしてください。

詳細はこちらをご覧ください。
市立砺波総合病院 食事介助マニュアル

まとめ

食事介助は、ご高齢の方が楽しく快適に食事できるようにすることが目的です。その方のペースを考えずに進めてしまうと、誤嚥性肺炎などの疾患にもつながるので注意してください。また、マニュアルには介助のポイントや注意点が細かく紹介されているので、実際に食事介助をする際の参考にしてみてください。

食事の時間を楽しく快適なものにするためには、適切な食事介助に加え、食事自体の見た目や味、食べやすさへの配慮が必要です。とはいえ、毎日の食事で形態や調理法を工夫するのは大変です。そこで活用したいのがご高齢の方向けの宅配弁当です。

シルバーライフでは、ご高齢の方向けに見た目や味、食べやすさの工夫をした宅配弁当を提供しています。即日配達・個別対応も可能ですので、食事介助の際にはぜひお試しください。

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