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介護食にとろみ剤が必要な理由|選び方から注意点まで解説

作成日:2022年12月12日

介護食にとろみ剤が必要な理由|選び方から注意点まで解説

「親が最近食事を飲み込みにくくなったようだ」と感じる方はいらっしゃいませんか?

とろみ剤を使うことで、食べやすくしてあげられると聞いたことはあるが、どうやって使うのか、どう選べばいいのかがよくわからないという方も多いはずです。

この記事では、とろみ剤の種類・選び方・使い方・注意点までをまとめて解説します。

本記事を参考にして、とろみ剤を使った介護食を作ってみてください。

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とろみ剤とは

とろみ剤とは、飲み物や食べ物を喉へゆっくりと送るために、とろみをつけるための調味料です。

「とろみ」とは、中華料理の「あん」のようなとろとろとした状態を指します。

とろみ剤には、以下の特徴があります。

・加熱しなくても、短時間でとろみをつけることができる
・使用量の目安が明記してあるので、使いやすい

高齢になると噛む力や飲み込む力が衰えてくるため、食事をうまく飲み込めない、食べ物がつかえる、むせるなどの症状が現れることがよくあります。

高齢者の方には飲み込むスピードが遅く、さらさらとした飲み物が気管に入ってむせてしまう方がいらっしゃいます。とろみ剤は嚥下が難しい高齢者の方の食事をサポートするための調味料なのです。

介護食でとろみが必要な理由

介護食でとろみが必要な理由

介護食にとろみが必要な理由は、誤嚥(ごえん)を防ぐためです。

誤嚥とは、加齢により飲み込む筋力が落ちてきたこと(嚥下障害)が原因で、食べ物や飲み物が誤って気管に入ってしまうことを言います。

食べ物や唾液に含まれている細菌が肺に入ると炎症を引き起こし、誤嚥性肺炎を発症するリスクもあります。

介護食に必要なとろみの役割は、以下の2つです。

・食べ物や飲み物を喉へゆっくりと送る
・食べ物をまとまりやすくし、簡単に飲み込めるようにする

介護食にとろみをつけることで、飲み込む力が弱い方でも安全に食事ができます。

飲み込む力が弱くなると食べられる量が少なくなり、食事から摂取できる栄養が不足したり、偏ったりしてしまいます。すると、低栄養に陥ってしまう可能性が高くなります。

高齢者の嚥下障害にはレベルがある

高齢者の嚥下障害にはレベルがあります。

以下のレベル0~5の食事形態のうち、どこまでを苦痛なく食べられるかによって分類します。

・レベル0(嚥下訓練食・開始食)
グレープゼリーなど

・レベル1(嚥下訓練食)
ネギトロ、茶碗蒸しなど

・レベル2(嚥下訓練食)
フォアグラムースなど

・レベル3(嚥下食)
水ようかん、卵料理など

・レベル4(介護食)
こしあん、かぼちゃのやわらか煮など

・レベル5(普通食)
しいたけ、ロールパン、五目ひじきなど

レベル0の食事しか食べられない方は、重度の嚥下障害と考えられます。

レベル5の普通食を食べられる方は、嚥下障害の疑いはないと考えてよいでしょう。

高齢者が嚥下しにくい食品

高齢者が特に飲み込みにくい食品を特徴別に以下の表で紹介します。

高齢者の食事には以下の食品を避けるか、飲み込みやすい工夫をしましょう。

口の中にくっつきやすい焼きのりは佃煮にすると食べやすくなります。同じく口の中にくっつきやすいわかめは細かく刻むことで食べやすくなります。

タコやイカなど噛み切りにくいものは、細かく隠し包丁を入れると食べやすくなります。

また、ごぼうやれんこんなど、かたい野菜は繊維を断ち切るように切る、いつもよりやわらかくなるまで煮る、小さめに切るなどの工夫をしましょう。

パンはフレンチトーストにしたり、ミルクティーにつけたりして食べるのがおすすめです。

お茶やみそ汁などのさらさらした液体は、とろみをつけることや、ゼリーにすることなどがおすすめです。

酢の物には、酢を少なめにしてだし汁を加えることで酸味が和らぎ食べやすくなります。

また、液体と個体が一緒になったスープなど、かたさが異なるものが一緒に入っている料理も高齢者が食べにくいもののひとつです。

同じくらいのやわらかさに調理することもポイントです。

とろみ剤の種類

とろみ剤は、その濃度によって「薄いとろみ」「中間のとろみ」「濃いとろみ」に分けられます。

とろみ剤の種類

参考:日本メディカルニュートリション協議会 摂食・嚥下障害Website

以下でそれぞれについて簡単に説明します。

薄いとろみ

薄いとろみは、スプーンを傾けるとなめらかに流れます。
口の中にパッと広がる感覚です。
飲み込むためにあまり力が必要ないので、ストローを使えば簡単に飲み込めます。

中間のとろみ

中間のとろみは、スプーンを傾けるとゆっくりと流れます。
とろみがあることを実感できる程度で、容易に舌の上でまとめられます。
飲み込むために少し力が必要で、太いストローであれば飲み込むことができます。

濃いとろみ

濃いとろみは、スプーンを傾けても流れにくいです。
しっかりととろみを感じることができ、口の中ですぐにまとまります。
飲み込むのに力が必要で、ストローは使えません。

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とろみ剤の選び方

とろみ剤は、薬局やドラッグストアなどで販売されています。

クリニコの「つるりんこQuickly」や明治の「トロメイクS P」、キューピーの「とろみファイン」など、メーカー各社がとろみ剤を販売しているため、たくさんの種類があって迷ってしまう方も多いと思います。

とろみ剤には主に以下の3種類があります。この3種類は原料の違いによって分類されています。

デンプン系(第1世代) グアガム系(第2世代) キサンタンガム系(第3世代)
・においが変わる
・酵素の影響を受けるため安定しない
・早く粘度がつく ・少量で粘度がつく
・時間が経つとかなり変化する
・粘度が出るタイミングが温度によって異なる ・味やにおいがあまりしない
・透明感がある
・時間が経っても変化が少ない
・粘度が出るタイミングが温度によって異なる

近年は、キサンタンガム系のとろみ剤が主流となっているようです。
どのようなとろみ剤を選ぶべきかを次に解説しますのでぜひ参考にしてください。

ダマにならず溶けやすいもの

ダマになると喉につまってしまうので、ダマにならず溶けやすいものを選びましょう。
キサンタンガム系(第3世代)のものが使いやすいです。

無味無臭のもの

料理の風味をそこなわないように、無味無臭のものを選びましょう。
とろみ剤の味や匂いがしてしまうと、せっかくの食事が台無しです。
キサンタンガム系(第3世代)のものがおすすめです。

とろみを再調整できるもの

一度とろみをつけた後に、さらにゆるくまたは固くできるものもあります。
最初のうちは調整がうまくいかず、希望の濃さのとろみがつかないこともあることでしょう。
そんなときはとろみを再調整できるものがおすすめです。

個包装のもの

とろみ剤の中には、大きな缶や袋にまとめて入っているものもあります。
しかし、このようなとろみ剤はスプーンで量る必要があり、とろみの調節がしづらいです。
とろみ剤を入れるのに慣れるまでは個包装のものをおすすめします。

とろみ剤の使い方

とろみ剤の基本的な使い方を、とろみ剤の種類ごとに解説します。

特に注意すべきポイントについては後述するので、ここでは基本的な使い方にとどめ、使用量はヘルシーフード株式会社の「トロミパワースマイル」を例として挙げます。

薄いとろみ

・とろみ剤を以下の分量だけ飲み物に入れ、30秒ほどかき混ぜます。
100-150ml:小さじ1/2杯
160-200ml:小さじ1杯
・2,3分ほど待ち、溶けきれていないようであれば再び混ぜます。

中間のとろみ

・とろみ剤を以下の分量だけ飲み物に入れ、30秒ほどかき混ぜます。
100-150ml:小さじ1杯
160-200ml:中さじ1杯
・2,3分ほど待ち、溶けきれていないようであれば再び混ぜます。

濃いとろみ

・とろみ剤を以下の分量だけ飲み物に入れ、30秒ほどかき混ぜます。
100-150ml:中さじ1杯
160-200ml:大さじ1杯
・2,3分ほど待ち、溶けきれていないようであれば再び混ぜます。

とろみ剤を使う際に気をつけたいポイント

続いて、とろみ剤を使う際に気をつけるべき注意点を4点説明します。

食べる方に合ったとろみをつける

とろみをつけすぎると、口や喉に張り付いて飲み込みにくくなってしまい、喉に詰まったり気管に入ったりしてむせたりします。

誤嚥や窒息の原因になってしまう可能性もあるので、とろみのつけすぎには注意が必要です。食べる方の嚥下能力に合わせた濃度にしましょう。

どの程度のとろみが適切かは自己判断せず、医師や管理栄養士、薬剤師などに相談するのがおすすめです。

正確に計量する

とろみ剤ごとに使用量が決まっています。

使用量を守ることはもちろん、スプーンで量る際はすりきりにし、使用する計量容器は毎度同じものを使うようにしましょう。

ぐるぐる混ぜない

とろみ剤を溶かす際には、ぐるぐる混ぜるよりスプーンを縦に往復させる方がダマができにくくよく混ざります。

また、泡立て器を使用するのも混ぜやすいのでおすすめです。コップにも入る小型の泡立て器を用意しておくと便利です。

ダマがなくならない時は取り除いてください。

ダマを飲み込んでしまうと喉を詰まらせてしまう危険性があります。しっかりと溶けていることを確認してから食べるようにしましょう。

再調整する際は、濃いとろみ液を作り混ぜる

一度とろみをつけたものにさらにとろみを加えて濃くしたいときは、別の容器に濃いとろみ液を作って元の飲み物に混ぜましょう。

なぜなら、一度とろみをつけたものにとろみ剤を新たに加えると、ダマになりやすいからです。

また、牛乳やオレンジジュース、スポーツドリンクなど、とろみがついきにくいものは二度混ぜにするととろみがつきやすくなります。

まず、分量のとろみ剤を入れてよく混ぜ、5〜10分ほど放置します。その後再びよくかき混ぜましょう。

こうすることで、とろみ剤の分量を増やさなくても適度なとろみをつけることができます。

とろみ剤を使った介護食

実際にとろみ剤(NEWトロリーナ)を使ったレシピを2つ紹介します。

ここでは、カレースープとスープ水餃子の作り方を解説します。

とろみ剤を使ったカレースープ

とろみ剤を使ったカレースープ

材料(4人分)

・かぶ 100g
・レンコン 100g
・にんじん 80g
・卵 2個
・ブロッコリー 40g
・しょうが 15g
・バター 10g
・カレー粉 12g
・和風だし 4g
・しょうゆ 5g
・水 750mL
・NEWトロリーナ 10g

作り方

①かぶ、にんじんは皮をむいて乱切りにする。レンコンは皮をむいて1cmほどの厚さに切る。

②ブロッコリーは食べやすい大きさに分けて茹でる。

③卵はゆで卵にして4等分に切る。

④鍋にバターを入れて溶かし、みじん切りにしたしょうがを炒める。香りが出たらカレー粉を入れて炒める。

⑤④に水を入れて中火で野菜をやわらかくなるまで煮る。

⑥NEWトロリーナを入れてとかし、しょうゆで味を調える。

⑦ブロッコリーを加えて再び煮たせ、器に盛りつけて完成。

参考:根菜が満載でバンザイ ファイト一発カレースープ : 家族みんなのニコニコごはん

とろみ剤を使ったスープ水餃子

とろみ剤を使ったスープ水餃子

材料(4人分)

・水餃子 8個
・青菜(お好みのものを何種類でも) 160g

◎鶏がらスープ 8g
◎水 720mL
◎おろししょうが 適量
◎NEWトロリーナ 10g

・食べるラー油 適量
・白ごま 適量

作り方

①青菜を洗って適当な大きさに切る。

②鍋に◎の材料を入れ加熱する。

③青菜と水餃子を入れる。

④器に盛りつけお好みで食べるラー油と白ごまをトッピング。

参考:お腹に優しい葉っぱ色々揃い組 鶏ガラスープ水餃子 : 家族みんなのニコニコごはん

まごころ弁当の活用

食べ物を飲み込みにくくなった高齢者は、とろみ剤を利用することで食事がしやすくなります。

しかし、家族の食事とは別に準備せざるを得ないので手間がかかります。それが毎日のこととなればとても大変です。

その手間を解決する方法として、まごころ弁当のような宅配弁当サービスの利用も検討してはいかがでしょうか。

まごころ弁当では、原材料にこだわり抜き、栄養バランスに配慮した高齢者様向けのお弁当を毎日、日替わりのメニューでお届けしています。

普通食のお弁当から、カロリー制限をしている方向けのお弁当、たんぱく質を制限している方向けのお弁当、咀嚼が難しくなってきた方向けのムース食のお弁当など、食べる力に合わせて選べるメニューも豊富です。

さらに、ごはんをおかゆにしてほしい、食材にアレルギーがある、きざみ食にしてほしいなどの希望にも個別で対応してくれます。

注文は電話でO K!1食から注文可能なので手軽に利用することができますよ。

前日までに注文すれば翌日には自宅まで届けてくれるので、予定に合わせて注文することができます。

「昼食のみの配達」や「夕食のみの配達」、「昼食と夕食どちらも配達」など、ライフスタイルに合わせて選ぶことも可能です。

まとめ

まとめ

とろみ剤は、食べ物や飲み物にとろみをつけて高齢者でも飲み込みやすくします。

片栗粉を使用してとろみをつけることもできますが、とろみ剤は片栗粉のように加熱しなくても食事にとろみをつけることができるので便利です。

また、片栗粉は温度が下がることや、唾液と混じることによってとろみが弱くなりますが、とろみ剤はこれらの影響を受けません。

とろみは食べる方によって適切な濃度が異なるので、その方に合ったものを用意しましょう。

また、商品によっても使用方法が異なるので、初めて使うものは使用方法をよく確認してから使うようにしましょう。

食事をおいしく食べられることは、健康に長生きするためにも欠かせないことです。

私たちの体は食べたものから作られています。

健康維持のためには、栄養バランスのいい食事を継続することが大切です。

この記事の作成者:松井 さゆり(フードコーディネーター)
この記事の提供元:シルバーライフ

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